えれがんとフォント

えれがんとフォント(タイプラボ製)をTeXで使う

先日タイプラボさんからフォントパック2008(全部入りのお得セット)を購入した :mrgreen: 。日々の原稿では、もっぱら本文をセプテンバーのM、見出しをアニトMかアニトLにしている。これで日常業務はOKなのだが、それとは別に気になっているのが「えれがんと」という仮名書体。これはひらがな・カタカナのみの書体であり、明朝体との混植を想定して作られている。幸いTeXにはVirtual Fontという仕組みがあり、任意の書体を混合した仮想書体を考えることができる。makejvfでは、漢字と非漢字という区分けしかできないので、LaTeX2e的にある「和文VFの作り方」を参考にして、仮名を「えれがんとW7」、それ以外を「ヒラギノ明朝W6」に割り当てたヴァーチャル・フォントを作成してみた。道具は上記サイトで配布されているPerlプログラムとovp2ovfというOmega(TeXを多言語版に拡張したもの)付属のプログラム。Mac OS X付属の明朝はヒラギノなのだが、ウェイトがW3とW6しかない。そこでこの組合せにしてみたのだが、バランスはまあまあじゃないかな。

さあ、これで全書体がとりあえず使える状態になった。もっとも、効果的に使わないと本末転倒であるから、使い処が難しい。とくに「えれがんと」はねえ〜 😉

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