TeXstudioはTeX用の統合エディター。MacではTeXShopが定番ではあるが、code foldingができないのが不満。TeXMakerとそれから派生したTeXstudioでは、latexの\begin...\end
環境とセクションなどのcode foldingが出来るらしい。TeXMakerもインストールしたのだが、TeXstudioの方が、さらに高機能らしいので、そちらも導入した。
設定は簡単。とりあえず、latexとdvipfmxへのパスを通せばよい。日本語LaTeXを使うために、コマンドの部分を修正する。LaTeXのところは /usr/texbin/platex -src -interaction=nonstopmode %.tex
とし、DviPdfのところを /usr/texbin/dvipdfmx %.dvi
とする。latexのオプションは修正の余地があるが、とりあえず、元のままにして、プログラムだけをlatexからplatexへと変更した。あと、エディター部分でフォントを適当に。Source Code Pro にしたが、ここはお好みで。
ここで問題が。PDFをプレビューするのだが、内部ビューアーだと日本語フォントが表示されないのだ。フォントを埋め込んでいてもダメ。検索したところ、poppler-dataというのをインストールする必要があるらしい。
実は、Homebrewでpopplerは入れてあった。後は、TeXstudioがそれを認識できるようにすればよい。TeXstudioは /usr/local/share/poppler
を読みに行くらしいので、
ln -s /usr/local/Cellar/poppler/0.16.7/share/poppler /usr/local/share/poppler
とシンボリック・リンクを張ってみた。これで、日本語も表示されるようになった。
実は、内部ビューアーを使わずに Skim を外部ビューアーで使う手もあって、こちらも快適。Sublime Textなどは純粋なエディターで内部ビューアーを持っていないから、Skimを使うことになる。