2007年09月30日(日曜日)

Carbon Emacs + AUCTeX 導入顛末記 [ Emacs ]

MetaPostのことや、なにやら、いろいろあって、MacにEmacsを導入することにした。いや、以前Carbon Emacsなどをインストールしたことはあるのだが、結局、TeXShopが使いやすいってことで、コマンド補完機能などはあきらめていたのであった。

Carbon Emacsの方もバージョンが上がっていて、いろんなEmacs-Lispを最初から含んでいる一大プログラムみたいになっていた。銭谷氏のCarbon Emacs パッケージ のサイトには、10.4(Tiger)以降のIntel Mac用のバイナリーしかなかったので、Carbon Emacs for Panther のページから、10.3.9 (Panther)用のバイナリーをダウンロードしてきた。タイムスタンプが2007-06-23であるから、当然、最新版であろうと期待されるのであった。

さて、インストールは簡単。Carbon Emacs本体(実はフォルダーだが、外部的には実行ファイル)を好きな場所に置くだけ。内包されている隠れディレクトリーに、様々なEmacs-Lispプログラムが既にインストールしてある。TeXの入力補助であるAUCTeXも日本語対応されて置いてある。自分のホームに、.emacs なる設定ファイルを作り、AUCTeXを使うための設定を書く。

(require 'tex-site)
(require 'tex)
(setq TeX-default-mode 'japanese-latex-mode)
(setq japanese-TeX-command-default "pTeX")    
(setq japanese-LaTeX-command-default "pLaTeX")
(setq japanese-LaTeX-default-style "jarticle")
;; View は、dvipdfmx で、pdf file を作って、Adobe Reader で閲覧
(add-to-list 'TeX-output-view-style
             '("^dvi$" "." "dvipdfmx %dS %d && open %s.pdf"))

さて、これで、拡張子 tex のファイルを開くと、自動的にAUCTeXモードになる。ところが、コンパイルしようと思って、pLaTeX を選ぶと、奇っ怪なエラー・メッセージが。曰く、「$ -interaction=nonstopmode\input{hoge.tex} なるファイルがないっすよ」というか、この、interacrion=nonstopmode ってコンパイル・オプションでしょうに・・・。ううむ、どうなっているのだろうか。悩みに悩んで調べに調べた結果、分かりましたよ。AUCTeXを日本語対応させるための、tex-jp.el のバグだったようです。次のページに辿り着いて、やっと解決しました。
clmemo@aka: AUCTeX 11.84 の tex-jp.el のバグ・フィクス
書いてあるとおりにパッチを当てると、何事もなかったようにタイプセットできました。あー、疲れた〜。でも解決して良かった〜。

それにしても、Carbon Emacs のパッケージ。最新版だと安心していたら、付属のAUCTeXはそうではなかったというオチ。なるほどねえ、こんなこともあるのだ。今度からは気を付けよう。

投稿者 sukarabe : 19:02 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年02月05日(日曜日)

Emacsで文字コードを変える [ Emacs ]

普段は必要ないが、何故かファイルの文字コードを変更することになった。備忘録として記録。
M-x set-buffer-file-coding-system
とすればよい。M-xはESCを押してから x を入力。すると、何に変える?と出るので、スペースを押す。するとヘルプ・モードになり、文字コードの一覧が出る。euc-japan-unix を選ぶと、文字コードEUC-JでUNIXタイプの改行コード(LF)に変更される。

投稿者 sukarabe : 21:20 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (0)