« XHTML1.1+MathML2.0 | メイン | お通夜で実家にとんぼ返り »

2005年02月19日

RMSが久々に

RMS (Richard M. Stallman) が久々に(?)語っている。

ビル・ゲイツとその他の共産主義者たち - CNET Japan
原文はこちら。
Bill Gates and other communists | Perspectives | CNET News.com

ちょっと翻訳に難があるような気もするが,Stallman の言いたいことは,昔から首尾一貫している。まあ,多くの人は彼ほど徹底的な立場に立てないかもしれないが。

ただ言えることは,Emacs や GCC (GNU C Compiler) を初めとして RMS がソフトウェアは自由であるべきだとの信念の元に開発し公開してきたことが,今の LINUX などの所謂オープン・ソースなソフトウェア環境を作り上げる上で主たる原動力になってきたということだ。(ちなみに所謂LINUXと呼ばれているOSを構成しているソフトウェア群のほとんどは,GNU のプログラム達である。LINUX の作者である Linus Torvalds が作ったのは Kernel だけである。従って,RMSが主張するように LINUX ではなく GNU/LINUX と呼ぶべきであると思う。)

マイクロソフトが自社が特許権を持つプロトコルが採用されるように画策していたことは知らなかったが,まったく何というやつらだろうか(というか 何というやつ の方が正確か?)。RMSとは逆に,ありとあらゆることを不自由にし,それをもとに金を得ようとするやつらは,正に悪の帝国と呼ぶにふさわしい。

ある意味では原始共産主義のようなプログラマーの楽園を目標とする Stallman の急進主義を,そのまま受け入れられる人は少ないのかもしれないが,もし彼がいなかったらと考えると,RMSの偉大さを改めて感じる。

投稿者 sukarabe : 2005年02月19日 00:34

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://njet.oops.jp/cgi/mt/mt-tb-alt.cgi/615

コメント

コメントしてください

comment spam対策のため,名前とメールの入力が必須になっていますが,メールアドレスは公開されません。Web SiteのURLは任意です。Type Key IDをお持ちの方はType Keyをサイン・インしてくださってもいいです。




保存しますか?