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2004年10月21日

グレン・グールド:1954年のゴールドベルク変奏曲

友人のNo氏がずいぶん前に貸してくれたグレン・グールド(Glenn Gould)のCDセット(10巻)が,まだ手元にある。グールドならうちにも適当にあるから,というのに,ゴールドベルクがどうとか言っていたよなあ・・・と思いながら,今日になって初めて聴いている(苦笑)。さて,そのゴールドベルク変奏曲であるが,1955年版,つまりグールドのデビュー盤(?)の他に,1年前の1954年の録音らしきCDがあるのだった。そうか,これを聴かせてやろうと貸してくれたのか・・・。と今頃になって気付く(苦笑)。

そもそも,No氏が貸してくれたCDセット,ドイツ国内版らしく,曲目から解説から,全部ドイツ語なんだよね。英語なら,なんとか部分的にでも読むのだけど,ドイツ語はちょっと・・・。という訳で,今日まで,1954年録音のゴールドベルクがあることを知らなかった。

ネットで検索してみると,グールドの熱狂的ファンがけっこういることが分かる。この1954年についても,おかげでいろいろと分かった。カナダの放送局からラジオ放送された演奏で,放送局でアセテート盤に同時録音したものらしい。グールドがもらって帰ったのが,死後発見されたということだ。

ふと思い出して,グールドの著作集(みすず書房)第2巻を取り出してみた。172ページ,「音楽とテクノロジー」というタイトル。残念ながら,ここで言及されていたのは,1950年の放送のアセテート盤のことだった。しかも「ソナタ」だ。

投稿者 sukarabe : 2004年10月21日 11:27

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