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2005年02月11日

太平海・渡船の府中誉(茨城県石岡市)を訪問

府中誉・杉玉

淵明庵のAさんのお誘いで、太平海や渡船といった美味しい日本酒を造っている府中誉の蔵元見学に行ってきた。朝の9時20分に板橋駅西口に集合。一行9名で上野へ。ここで酒屋のY君のお知り合いの2名と合流。計11名で10時16分発の常磐線・いわき行きに乗り込む。

石岡到着は12時すぎ。ああ、疲れた。帰りは特急にしましょうね。蔵に行く前に腹ごしらえ。道沿いにある東京庵という蕎麦屋で軽く食事。僕はとりそばにしたが、なかなか美味しかった。

府中誉・門と蔵 府中誉・精米所 府中誉・麹 府中誉・酒母

蔵に到着すると、オーナーの山内さんが出迎えてくれる。日本酒についての簡単な説明のあと、見学に入る。ちょうどひたち錦という米を精米しているところだった。吟醸酒だと50%まで精米するので、ぬかといってもまるで上新粉のようだ。山内さんはなかなかユーモラスな方で、酵母と麹の違いや、日本酒製造の過程(3段仕込みなど)をたとえ話を交えて楽しく解説してくれる。初めて知ることも多く、なかなか勉強になった。

府中誉の府中というのは、かつてここが常陸の国と呼ばれていた頃、石岡に国府(国分寺)があったらしく、そこから府中という名を取ったという話だった。(だから日本全国には、あちらこちらに府中という名の地名があるということらしかった。)渡船というのは米の品種で、ほとんど絶滅しかけていた幻の酒米だったという。それをここの蔵で復活させたという話で、この日記を書くにあたり検索したところ、毎日新聞のバックナンバーで次を見つけた。
居酒屋おやじの酒修業:第87回 酒米「渡船」 :: MSN-Mainichi INTERACTIVE
居酒屋おやじの酒修業:第88回 酒米「渡船」2 :: MSN-Mainichi INTERACTIVE
今でもこの蔵以外では渡船で酒を造っているところはないそうだ。

府中誉・宴の後

見学も終わり、いよいよ(?)試飲というか飲み会。濾過前55と渡船の純米吟醸を飲む。淵明庵でおなじみの酒なのだが、間が良いことに、しぼりたてというか瓶詰めしたばかりの酒をいただけることになった。ぷちぷちした感触が気持ちよい。鮮度が違うね、という感じかな。そうこうしていると、漬け物や酒粕を焼いた物がつまみとして供される。いや、うまいですがな(笑)。

石岡駅・電光掲示板

帰りはフレッシュひたちという特急で帰る。淵明庵でみんなで飲んで散会。記憶が途中で途切れているんだけど・・・。うーん、まあいいか(苦笑)。

残りの写真は何も考えずにFlickrにアップロードした。URLは、
http://www.flickr.com/photos/sukarabe/sets/116900/

投稿者 sukarabe : 2005年02月11日 23:15

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コメント

いいですね~~~
羨ましいです。

投稿者 kebaneco : 2005年02月14日 14:14

楽しかったようですね。
来月は正雪の予定もあります。
ちなみに、去年ちょっとだけ騒いだ正雪の天満月が入荷します。
最初は生で来るそうです。

投稿者 淵・kazuo : 2005年02月14日 18:27

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