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2006年04月05日(水曜日)

TeXShopと井上版pTeXでprosperを使う [ TeX ]

[備忘録] 普段使っているTeXシステムは、Mac OS X上のTeXShopで、井上版のpTeXを使用している。TeXShopでパーソナルスクリプトを選び、そこにpdfmplatexを指定すれば、pdfmplatexというシェルスクリプトがコンパイルを行う。正確にはpdfmplatexはpdfmtexというスクリプトへのシンボリックリンクであり、pdfmtexがシェルスクリプトの本体。bashで書かれたこのスクリプトは様々なオプションを取ることができる。通常はdvipdfmxによりdviからPDFへの変換を行うが、プレゼン用のprosperクラスを用いると、dvipdfmxではPDFを作ることができない。しかし、dvips(k)とps2pdfを使うことによってPDFが作られるので、こちらを使う指示を出せばよいことになる。

井上さんのpdfmtexでは、TeX文書の冒頭にコンパイル・オプションを書くことができる。この部分を、
%%pdfmplatex -- -tA4 -- -sPAPERSIZE=a4
とすることにより、上記の指示が出せる。種明かしをすれば、コンパイル・オプションが、
%%pdfmplatex (option1) -- (option2) -- (option3)
の形の場合は、dvips+ps2pdfが呼び出され、TeXには(option1)が、dvipsには(option2)が、ps2pdfには(option3)が、それぞれ渡される仕組みになっているようだ。

ただし、パーソナル・スクリプトとして、pdfmplatexにオプションを付けたものを使用していると、上のコンパイル・オプションは無視されるので注意!実は、ここで引っかかってしまった!shell-escapeオプションを付けていたものだから、いくらやっても無視されていたのだった。

とりあえず、これでprosperクラスを利用したプレゼン用PDFが作れる。

投稿者 sukarabe : 2006年04月05日 00:44

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