« 今週末も「鈴むら」で夕食 | メイン | I Wish 練習するぞ~ »

2007年05月20日(日曜日)

文書共有サイトScribdでKnuthのLiterate Programmingを読む [ Blogツール, TeX, コンピュータ&インターネット ]

YouTubeの文書版とでも言うべきScribdなるサイトを偶然に発見。単に共有するだけでなく、FlashPaparなるFlashの一形式により、PDF Readerのような補助プログラムなしでブラウザー上から見ることができる。もっともFlashのPlug-Inが必要という点では同じようなものだが。さらに、PDFを初めとしていろんなファイルフォーマットでダウンロードすることもできる。YouTubeと同様に、自分のサイトにコードを埋め込むこともできる。

とりあえず関心のある項目について検索したところ、数式組版プログラム TeX(テック)の開発者として(も)有名なDonald E. Knuth大先生の「文芸的プログラム(Literate Programming)」があった。プログラム本体とその解説を同時に記述することにより、プログラムの可読性が増し、品質も向上するというものだった。例えばhogehoge.webという名前でそれを記述したとする。プログラム本体はtangleというプログラムで抽出されてhogehoge.pasなるPascalプログラム(これはCなどに変更することも可能)が作られる。一方、weaveというプログラムを通すとhogehoge.texというTeXファイルが出来て、それをTeXで処理すれば、プログラムが解説と共に美しく印字される。現実的にどうなのか、という声も出てきそうだが、何とTeX自身がこのWebシステムで記述されているのだった。TeXプログラムの元のファイルはtex.webなのである。現在のシステムはこれをWeb2CでCに変換したあとC Compilerで機械語にコンパイルされているはず。

もう随分前になるが、bit誌(当時はほとんど唯一の計算機関係の月刊誌だった)でこの論文の翻訳を読んだことがある。なつかしいなあ。原文を読めるのは嬉しい。

Scribdのサイトで見るには、下の埋め込みの右下のClick Hereという部分をクリックすれば良いのだが、画像が縮小されていて見づらい。http://www.scribd.com/doc/26908/knuthwebが元のファイルの場所。縮小せずに埋め込むことはできないのかな?

投稿者 sukarabe : 2007年05月20日 10:25

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://njet.oops.jp/cgi/mt/mt-tb-alt.cgi/1486

コメント

コメントしてください

comment spam対策のため,名前とメールの入力が必須になっていますが,メールアドレスは公開されません。Web SiteのURLは任意です。Type Key IDをお持ちの方はType Keyをサイン・インしてくださってもいいです。




保存しますか?