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2005年09月28日(水曜日)

国民は民営化にNOと言っていたかも [ 社会 ]

月曜日(26日)の朝日新聞「天声人語」によれば,小選挙区の総得票数では,野党の合計が与党を上回っていたらしい。事実関係は独立に調べる必要があるが,ざっと次のような感じ。

まさか。そう思って,2度,3度と検算してみた。やはり正しい。うーむ。先日あった総選挙での300小選挙区での票数のことである。

自民,公明両党の候補者の得票数を合計すると,ざっと3350万票だった。一方の民主,共産,社民,複数の新党や無所属を全部合わせると3450万票を超えている。なんと,100万票も与党より多いではないか。

比例代表はまた別らしいが,それにしても獲得議席の圧倒的な差に比べて,実際の票数がこのようになっているとは知らなかった。小選挙区制という制度のマジックなわけだが,今回の選挙を郵政民営化に対しての国民審判と位置づけるならば,直接選挙では必ずしも圧倒的に支持されたとはとても言えないことが分かる。この点を誰か問いたださないだろうか。

投稿者 sukarabe : 2005年09月28日 09:47

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コメント

こんにちは。
直接選挙の視点から今回の選挙をマジックと言ってしまうと、
選挙区で過半数超の支持率を獲得できる大人気者が希有である現状では、
大多数の当選者は50%未満=選挙区民の多数に支持されなかった、
そういう人が当選していることになります。
間接選挙制度を採用している以上は、
総得票数にはよらずに総議席数によって、
「国民投票」「国民審判」の結果としての民意を
判断すべきでしょうね。

投稿者 やまもと : 2005年10月16日 08:57

もちろん間接選挙なのですから,おっしゃる通りです。しかし,今回の選挙では,首相自らが郵政民営化是か非かという二者択一を国民に迫ったわけですから,その点では国民投票を行ったのと同値とも言えるわけです。この文章はその観点から書いたものです。

投稿者 sukarabe : 2005年10月16日 16:15

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