« 頼りになるメディア | メイン | 生姜焼き@豚道楽 »

2006年01月06日(金曜日)

単機能 対 多機能 [ 雑記 ]

何年かぶりに自分の書いたTeXマクロを読んで改訂作業を進めているが,これがなかなかに面倒なのである。当時は出来合のクラスファイル(jarticle.cls)をベースにして,必要となる拡張や変更は,その都度マクロを書いていた。そのうち自分で作ったマクロのうち汎用性のあるものをまとめて,自分用のマクロパッケージを作った。さらにクラスファイル(文書の基本構造についてのマクロ集)に手を付けた。当時作成していた文書のためにいろいろなオプションを付け,使い回せるようにしたのであるが,反面かなり複雑なものとなってしまった。今回,そのクラスファイルを元にして作業しているのであるが,今度の文書で必要となる事柄が,以前のものと若干異なるため,細かいところで不都合やら何やらが生じているのだった。その前に,クラスファイルが複雑であるため,今回の目的のためにどこを修正すればよいかソースコードを読むのだが,これが存外と大変なのだった。自分で書いたマクロなのだが,細部を覚えていない(苦笑)。よって他人のマクロを読む苦労と大差ないのが情けない。

思うに,クラスファイルやマクロパッケージは短くて単機能の方が,保守管理やいろんな面で良いのかもしれない。どんな多機能なものを用意しても,必ずそこに無い機能が必要になることがあるものだ。そもそもLaTeX(ラテック)自体が巨大で複雑すぎる。もう10年以上前になるが,自分でクラスファイルなどを書くためにLaTeXのソースコードをかなり読んだ。技術的には随分と勉強になったが,せっかくのTeXがまるでワープロのように融通の利かないものに成り下がっているように思えて,複雑な気持ちがした。

ということで,今年の目標の一つを,すっきりとシンプルなクラスファイルを目的別に数種類用意することにした。久し振りにプログラミングするぞ〜!

投稿者 sukarabe : 2006年01月06日 23:31

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://njet.oops.jp/cgi/mt/mt-tb-alt.cgi/945

コメント

コメントしてください

comment spam対策のため,名前とメールの入力が必須になっていますが,メールアドレスは公開されません。Web SiteのURLは任意です。Type Key IDをお持ちの方はType Keyをサイン・インしてくださってもいいです。




保存しますか?