« 指導要領に拘束力はない? | メイン | ある期待値の問題(2) »

2006年11月22日(水曜日)

ある期待値の問題(1) [ 数学 ]

学生時代に学園祭で質問された問題をふと思い出した。0以上1以下の実数をランダムに選んで足していくとき、何回ではじめて1より大きくなるか、回数の期待値を求めよ、というもの。

確率は苦手なのだが、仕方なく解いた。僕の方法は期待値の関係式を直接作るので、厳密性に欠けるかもだが、概略次の通り。x\geq 0として、和がxより大きくなるまでの回数の期待値をE(x)とおく。一回目に引いた数字をtとすると、残りはx-tになるから、
E(x)=1+\int_0^x E(x-t)\,dt
が成り立つだろう。多分・・・(ちょっと弱気)。あ、t<0のときにE(t)=0と延長しておく必要があるか・・・。 この積分方程式を解けば、E(x)=e^xとなる。よって、x=1として、e=2.7182\cdots というのが答え。結果が意外で、しかも自然対数の底がこんなところで!という驚きもあり、へえ~という感じで印象に残っていた。

友人のY氏がきちんとした解答を作っていたのだが、どんなのだったか忘れてしまった。確かコンボリューションが出てきたのだが。うーん・・・。

投稿者 sukarabe : 2006年11月22日 11:20

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://njet.oops.jp/cgi/mt/mt-tb-alt.cgi/1303

コメント

コメントしてください

comment spam対策のため,名前とメールの入力が必須になっていますが,メールアドレスは公開されません。Web SiteのURLは任意です。Type Key IDをお持ちの方はType Keyをサイン・インしてくださってもいいです。




保存しますか?