LaTeXで連立方程式を書くとき,不便だなと感じることがある。それは,それぞれの式に式番号を付けるのが存外と難しいことである。もちろん,式全体を左側から\lbrace で囲まなくてよい,ということであれば簡単なのだが。
以前は,cases.sty や mutlieq.sty というパッケージを使っていたが,これだと式番号が連番になってしまい,独自のタグを付けることができない。つまり,
\begin{multieq}{}
f(x,y)=0 \tag{a} \\
g(x,y)=0 \tag{b}
\end{multieq}
のように書けないのだ。ここに \tag は使えません,というエラーメッセージが出る。
そこで,あちこち探して見つけたのが,empheq.sty というパッケージ。empheq 以外のファイルも必要みたいなので,リンク先にある zip アーカイブをダウンロードしてフォルダーにあるすべてのファイルを取得する。
styファイルがないので,dtxファイルから生成する。ターミナルを起動して, tex empheq.dtx とすればよい。
使い方としては,
\begin{empheq}[left=\empheqlbrace]{align}
& f(x,y)=0 \tag{a} \\
& g(x,y)=0 \tag{b}
\end{empheq}
などとすればよい。付属の解説書によれば,式全体を枠で囲んだり,いろんなことが出来るようだ。