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2007年01月28日(日曜日)

オルガンとエレクトーンのはざま [ オルガン ]

某氏の日記で、オルガン奏者のK*NK*W*氏に「エレクトーン?あれは楽器じゃない!」と毒づかれた(笑)、というのがあった。まあ、K氏にしてみれば、そうなんだろうなあと、苦笑しつつも、確かにね、と同感する部分がないこともない気がするワタシ。(うん?否定の回数はあっているかな?)

市販データのせいで、弾いているのかカラオケなのか分からんという話もあった。それが嫌でエレクトーンから離れていく人も少なくないらしい。はもはもブログのえりさんも、たしかエレクトーンからハモンドへの転向組だったと思う。([追記] この書き方は良くなかった。えりさんの場合、市販データが嫌いとかではなく、ハモンドの音が好きで変わられたということでした。[追記終わり]) さてワタシは?

ふる~い、リズムボックスすらないエレクトーンD-2Bで育ったワタシとしては、数年前に再開したときに、オーケストラもどきの音や派手な伴奏などに驚くとともに、違和感を覚えたものだった。何か間違っている、と。市販のデータに依存するのもなんか嫌だった。買うなら絶対ローランドかハモンドだよな、と思ったものだ。

しかし、今の状況はと言えば、まあ、過度に依存しすぎないようにはしているものの、けっこう既存のデータに頼っていると思う。ううむ。まあ、人は安きに流れるからなあ(反省)、と。

ただ、技術がないワタシとしてはやむなしと諦めている部分もある。サステイン(音が持続する仕組み)のない足鍵盤でそれなりに弾くには、そりゃあ大変な技術が必要だったりするわけだし、おいそれとハモンドと言えないなあ、とね。

もっとも、最近はデータ使わずに、オルガンの音だけで適当にうろ弾きして、それなりに楽しんでいるから、エレクトーンでもハモンドでも何でもいいんだけど。

投稿者 sukarabe : 2007年01月28日 13:07

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コメント

僕も,自らエレクトーンをやっていながら,そのことは常に
引っかかっていることなんですよね。エレクトーンは楽器な
のか?

もちろん我々は楽器として習ったり,練習したり,発表したり
しているんだけれども,エレクトーン以外の楽器の人からは,
大抵楽器扱いはされない(ことが多い)。てか,バカにされた
りもする。

最近僕が思うのは,エレクトーンらしく弾きたいなぁというこ
となんです。例えば,クラリネットの音を使うとする。先生は
大抵,「クラリネットを吹いている気持ちになって」とか言
う。あるいは,「クラリネットはここからここまでの音域で」
とか。これでは全然エレクトーンを弾いていることにはならな
いんじゃないか。ただ楽器のまねをしているだけ。

僕は,どんな音を使ったとしても,鍵盤で弾いていると意識で
演奏したいんですよね。あるいは,本来ない音域を使ってみた
り,さらに,本物に似ないように音をエディットしたりとか。

「エレクトーンってすごーい,本物そっくり」とは言われたく
ない(笑)。エレクトーンを一鍵盤楽器として認められたい。

そうなるべく自分も弾いていきたいし,そういうプレーヤーが
プロ・アマ問わず増えて欲しいなあと願うばかりです。

投稿者 オオハシ : 2007年01月28日 15:39

>オオハシさん

(TrackBackしたかったのですが、ミクシイ日記にトラバはできないんですね。)

ええ、分かります。うまく言えませんが、もどかしさのようなもの、理解できますよ。
個人的には、ムーグシンセサイザー内蔵のような方向で進化して欲しかったなあ、と。
一台でハモンドもムーグも出るぞ!(笑)
あとは腕さえあれば、Emerson, Lake and Palmerが弾けるというわけですよ!腕があれば・・・ね!(苦笑)

投稿者 sukarabe : 2007年01月28日 17:11

まあ、音楽ですからね。楽しいのが一番とは思います。
その意味で、Imagoで出会った方たち、みんな楽しくやっていて、良いなあと思いました。

ただ、クラリネットだからこの音域うんぬんは、なかなか難しいというか微妙な所ですよね。公理系が違うというかなんというか。宗教論争ではないですが、へたに議論すると友達なくすかも(爆)的な危険性を感じますです。

投稿者 sukarabe : 2007年01月28日 17:43

あ,上記の発言は,かなりのエレクトーンユーザーを
敵に回しましたかねぇ(爆)。

まあ,K氏に会ってお話できた,その興奮で,
その影響を強く受けた上での発言ということで,
大目に見てやってください。>エレクトーン弾きの皆さん。

そういえば,3月号のキーボード・マガジンに,
ビンテージでイタリア製のモーグ内臓オルガンが
紹介されてましたね。

もっとも,モーグといっても,いわゆるミニムーグの流れを
くむものとは別のシンセが内臓されていたらしいとのことです。

投稿者 オオハシ : 2007年01月28日 19:46

原文を知らないので、巷に転がるエレクトーンと他の楽器との音楽感についての話になりますが…

オルガン弾き広義で考えると、市販データの力を借りて一生懸命頑張っている人をバカにするなんて事は、ちょっと上級(ここ重要/笑)のバイオリン弾きやサックス奏者が、のこぎりバイオリンやホラ貝サックスになりながらも、必死に頑張って上手くなろうと練習している人を安易にバカにするのと一緒だと思ってます。
(プロの域に達すると、逆にそんな事はしないでしょう)

身の回りのエレクトーンを弾いている方をみても、データがあるから拘る必要「なんかない」、楽譜の通り鍵盤を押さえれば「それでいい」なんて考えで安易に弾いている人は、そんなにいないのではないでしょうか。

ある程度その楽器を極める上で、ただ五線の通り音を出せばいい、というのではなく、その楽器の発音状態や調子、フレーズやその曲の背景まで気を使って弾くべし、それをないがしろにしていい加減に弾くのは許せない…という気持ちは、確かに持っておくべきですし、音楽…音っていうものは、他の人に否応なしに耳に入るものなので、気を使うべしなのも、言うまでもありません。

けれども、五線とにらめっこしながら、憧れの曲が弾けた…という接し方の人が、他の上級(自称含む/危)奏者にバカにされる筋合いなど、ありません。堂々としていればいいのです。

サンプリング元の音の話…
やっぱり「元の音が使われている場面を知って、敢えて変わった使い方をして表現する」のと、「何も知らずに無神経に変な使い方をする」のとでは、全然違う結果が出ると思います。

また例え話になりますが、例えば精巧に作ったロボットや、CGでリアルに描かれた人の首が360°回転したり、カチャッとはずれたりしたら、気持ち悪くありませんか?

これが、スターウォーズに出てくるR2-D2やヤマトのアナライザーだったら、違和感はそんなにないでしょうけれど…(汗)

要は、何を表現したいのか、でしょう。
そして、その表現したい気持ちが相手に伝わるか、ですよね。

投稿者 Mamma Mia! : 2007年01月28日 19:56

>オオハシさん

モーグ内蔵のオルガンですか!ちょっと興味ありますね。3月号ということは昨年のかな?あ、例のザ・スミス(爆)の楽譜が載っているのでしょうか。いずれにしても、バックナンバー調べたいと思っていたので、こんど暇なときにでも。

>Mamma Mia!さん

こんにちは!
こちらまでおでまし、ありがとうございます(笑)。
ワタシ個人については、あくまでも、ふる~いエレクトーンじゃなくなっちゃたのね、あるいは、ワタシのトーンレバーを返せ~(爆)、といった哀愁(爆)でありまして、楽器であるとかないとか、そういった事は関係ありませんです、はい。あと、ちょっと感想ありますが、長くなりそうなので、別途エントリーを立てますね。

投稿者 sukarabe : 2007年01月28日 20:20

キーボードマガジンは,最近発売された3月号です。
ああややこしい(笑)。
まだ2月にもなってないのに3月号かいっ!って
話ですよねぇ。

投稿者 オオハシ : 2007年01月29日 22:49

>オオハシさん

あ、そうなんですか。じゃあ、今、本屋で見れますね。
ありがとうございました。

投稿者 sukarabe : 2007年01月30日 08:57

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