鈴木一浩さん「オルガンマニア#2 リズマチック」の楽譜
ヤマハのサイトには25日の発売と書いてあったのだが、もしかしたら前日には入荷しているのでは?と、池袋のヤマハに寄ってみたら、あった
。やった〜、一日千秋の思いで待ち続けたと言えば大げさだが、それくらい待った曲集。嬉しさを押し殺して、何気ない顔でレジに持って行く。はやる気持ちを抑えつつ、帰宅するや、曲目をチェック。1曲目のWhat’s Going Onは、イントロを別にすれば、以前 Soul&Funk に入っていたのと、ほぼ同じアレンジ。というか、これに関しては欲しいのはレジストだったりする。2曲目はRobben Chan。そうか、BeatlesのDrive My Carは、著作権か何かの関係で収録できないって話だったっけ。それはそれで了解。ってことで Robben Chan、ちょっと弾いてみる。なまじ中途半端に耳コピーしていたせいで、かえって弾けない。出だしのベースのパターンからして、耳で覚えたのと違うのであせる。ええ〜、Fの高い方って、ライブで弾いてなかったよねえ。はあ〜。まあ、しかし、なんとかがんばりましょう。3曲目、La Nona Rica、これもステキな曲だが、とりあえずはこの後の What A Fool Believes が先かな・・・、と次の曲を見る。あれ?Super Strut だ。最後の曲は、Booker T. Jones の Last Tango In Memphis だし、いったい What A Fool Believes は何処に?
うーん、念願の楽譜で嬉しい反面、What A Fool Believes が入っていないのは、正直言って、かなりのショックである。ページ数の関係で収録できなかったのかなあ。それともオルガン・ソロ用の編曲が満足行かなかったのかなあ。いずれにしても、残念至極なのであ〜る。
一曲足りないショックが大きかったのだが、冷静に見てみると、なかなか斬新な楽譜というかレジストなのである。個人的にはとても有り難いと思うし、本来こうあるべきだとも思うが、いわゆるシークエンスでがちがちに組まれている曲ばかりでなく、Robben Chan、Super Strut、Last Tango In Memphis の3曲は「ループスタイル・レジストプログラム」で組まれている。これは、イントロ、Aメロ、Bメロ、エンディングなどのパーツ毎に8小節・16小節単位でループするリズムパターンが組まれているレジストであり、その気になれば、いくらでもアドリブをやり続けることができる。いや、ワタシはアドリブなんかできませんけどね(苦笑)。
こんな感じで、ヤマハに対してのステキなメッセージ付きの楽譜なのであるが、ヤマハぐらいの大所帯になると、反応鈍いんだろうなあ。ちなみに、鈴木さんのはしがきから引用すると、
この曲集は現在日本で最も普及している近代的なオルガン「ヤマハ STAGEA ELS-01 シリーズ」に向けて制作しましたが、前作同様「オルガン譜としてある程度成立する」よう出来る限りプレーンに作られていますので、少し工夫すれば古い電子オルガンなど、レジストレーションやリズムプログラムが使用できない環境でもアッパー、ロワーとペダルの3つの鍵盤があるオルガンであれば楽しんでもらえます。
鈴木さんの曲集で感心するのは、こういうことなのだ。たまたまヤマハで仕事していても、スタンスは常にオルガン全般にある。余白ページにさりげなく、いにしえの名器 EX-42 の写真が載せてあるのも、それと無関係ではないだろう。個人的には E-3 と EX-21 も欲しかったなあと思うのであるが 😉 。
[ 追記 ] 誤植発見(笑)。背表紙の一番下に、全6曲、とある。全部で5曲なのに〜
。
[ 追記2 ] ページ数の関係で5曲になったとすれば、個人的には What’s Going On は以前の楽譜(ソウル&ファンク)に対応したレジストだけにして、譜面としては完全に新譜の What A Fool Believes の方を入れて欲しかったなあ。ただ、CDマッチング曲集として考えると What’s Going On を省くわけにはいけないよなあ、とも思う。やはり憎むべきは60ページ制限(追記、これはワタシの勝手な妄想です。そんなもの無いのでしょうが。でも、どの本もこの位のページ数なんですよねえ〜。)かあ〜。
[ 追記3 ] あをさん情報によれば、What A Fool Believes が収録できなかったのは、著作権がらみらしい。Drive My Car といい、著作権で2曲も蹴られてしまうなんて 😥 。
