Ubuntuの再インストール

昨日USB HDDにインストールしたUbuntu(ウブンツ)は、やはりライブセッションとして、つまりゲストユーザーとして使うものであった。メニューバーにログインアカウントが表示されるのだが、そこにしっかり live session user と出ていた。このまま使い続けても別段不便はないと思うが、普通のインストールにしてみたいと思い、面倒ではあるが再インストールした。これがすんなり行かずにけっこう苦労したので、備忘録として記録。

まずは最新版の Ubuntu 8.04.1 のディスクイメージをダウンロードしてCD-Rに焼く。そして、これを用いてCDからブートさせ、ライブセッションとしてUbuntuを起動させる。作業は大きくわけて、パーティションの切り分け、システムのインストール、ブートCDの作成、の3つである。

まずはパーティション。まっさらなハードディスクを全部Ubuntu用にするのが一番苦労がなくてよい。これはこの後の作業をやってみて、つくづく感じたこと。そうは言っても、現状で230GBのUSBハードディスクを半分ずつに切り分けていて、後半の115GBをデータ置き場にしているので、この状況でなんとかしたい。パーティションを切る順番とか基本ディスクとか論理ディスクとか拡張領域とか、理解していないことばかりなので、正直言って、こんなんで作業できるのかとも思うのであるが、ともかく、次のようになった。

/dev/sdb
 /dev/sdb1 ex3 68G
 /dev/sdb3 linux-swap 2G
 /dev/sdb2
  /dev/sdb4  35GB  予備 FAT32
  /dev/sdb5  115GB データ置き場 FAT32

切り分けの順番のせいか、パーティションの番号が若干不本意だが仕方ない。次に、システムのインストール。
Ubuntu Tips/USBデバイスへのインストール/USB-HDD上のUbuntuを複数のPCで使うには (インストール)
を参考にしてやったみた。アカウントの設定も済ませ、最後にブートローダーを書き込むための拡張オプションもちゃんと忘れずに行い、これで終了かと思ったときに、/dev/sdb2 の二つのパーティションがアンマウントできないので、アンマウントしろというメッセージ。ええ〜さっき、インストーラーでアンマウントしてたじゃないかあ〜。しかたなくファインダー(とは言わないと思うが、マックの用語を流用すれば)からアンマウントしようとすると、できません、というエラーメッセージ。これを含めたデバイスがロックされているからだという。はあ〜。どうなっているの?

何度かトライしてダメだったので、あきらめようかとも思ったが、もう一度CDから起動し、起動オプションのところで、ライブセッションとして起動せずに、直接Ubuntuのインストールというのを選んでみた。マウントの暇を与えなければ良いかもと思ったのだった。これが上手く行った。パーティションの設定は、/dev/sdb1 をルート・パーティションにして、フォーマットは ex3 (ジャーナリング)、マウント位置はもちろんルート( / ) とした。そして、/dev/sdb3 をスワップ・パーティションにする。先ほど「アンマウントしてください」とメッセージが出たところも難なくクリアーして、インストール終了。

最後に、もう一度CDからライブセッションとして起動し、ブートCDのISOイメージを作るためのスクリプトを実行。ISOイメージはWindowsから見えるパーティション(FAT32)にコピーして、ウィンドウズからCDに焼いた。以上で作業終了。

不安を感じつつ、USB HDDを繋ぎ、ブートCDを入れてコンピュータを起動する。Ubuntuの起動オプション(通常とセーフモード)が現れるので、通常を選ぶと、ログイン画面になった。これで、ごくごく普通のUNIXとして使える。まあ、Windows訛りのあるUNIXとも言えるが :mrgreen:

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