UbuntuでTeXを使い始める

標準のパッケージがあるのに、わざわざ自分でビルドしたのは、ひとえにShift JISコードの文書をコンパイルするため。これが出来なければ、Ubuntuで普段の作業は出来ない。

Debianのバグ(?)はどうやら iconv あたりらしいという話だったので(未確認ではあるが)、それを使わないでコンパイル。それが良かったのかどうか、ともかく無事にShift JISが通る。もっとも、デフォルトはUbuntu標準にあわせてUTF8に設定してビルドしたので、オプション指定することになるが。

hogehoge.tex という文書をShift_JISで作り、
$ platex -kanji=sjis hogehoge
とシェルから実行する。すると、hogehoge.dvi ができるので、
$ xdvi-ja hogehoge
とすれば、日本語化された dvi ビューアが起動してプレビューできる。文字化けもない。ばんざい。

しかし、課題は山積。ファインダーから hogehoge.dvi をダブルクリックすると、既定のビューアが起動してしまい、文字化けというか、漢字などが表示されない。独自ビルドではなく、日本語版セットアップヘルパーからインストールしたときは、普通に日本語も表示されたのに。想像だが、xdviとしてxdvi-jaにシンボリックリンクを張っていたのであろう。これは何とかなりそう。

もっと深刻なのは、TeXMakerから独自ビルドのplatexが使えてないらしきこと。パスは通したし、シェルからは使えるのに、何故だろう。それから、geditに入れたLaTeX PlugInからも未だ使えない。これらがダメなら、20年前と同様に Emacs から使うことになるだろう。それはそれで、昔とったなんとかで、嫌いではない。しかし、最近 MacのTeXShop に慣れた身とすれば、TeXMaker あたりが使えるとありがたいんだよなあ。

[ 追記 ] TeXMakerの件は解決。LaTeXのコマンドとして、単にplatexとしていたが、これをフルパスで /usr/local/teTeX/bin/platex とすることで解決した。シェルから which platex とすると、/usr/local/teTeX/bin/platex の方(/usr/bin/platex ではなく)が表示されるので、単に platex でも良いと思ったのだが、どういう理由か知らないが、奇妙な文字列のページが最初にくっついてしまう。謎ではあるが、ともかくフルパス指定で上手く行っているので、よしとしよう。

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