AsymptoteのMac用パッケージを作る(不完全版)

にわか勉強のメモ。

通常のインストールは出来るものとする。AsymptoteとBoehm-gcをダウンロードして、gcにパッチを当ててAsymptoteフォルダーに入れる作業は済んでいるものとする。また、GNU readlineもインストールしてあるものとする。通常は /usr/local 以下にインストールされるものをパッケージ化してみる。

ユーザーのホーム直下、つまり$HOME=/Users/hoge 直下に例えば temproot というフォルダーを作り、ここにインストールする。configureは普通。Snow Leopardでは、

./configure LDFLAGS="-L/usr/local/lib" CPPFLAGS="-I/usr/local/include"

次は、make だが、これも普通に。最後に、make install とするところを、make install DESTDIR=$HOME/temproot とする。すると、自分のホーム直下の temproot に、つまり /Users/hoge/temproot にインストールされる。

次は、これをパッケージにするのだが、アップル純正の PackageMaker.app というアプリを使えば簡単に出来るようだ。これは、/Developer/Applications/Utilities/ にある。temproot にあるフォルダーを追加して名前を付けて Build すれば終了。今回は、Asymptote 1.99 をビルドしたので、名前は Asymptote199.pkg とした。

さて、これを別のマシンに持っていく。MacBook Air (mid 2011) に持って行き、Asymptote199.pkg を開くと、通常のインストーラーの画面になって、パスワード入力を求めれれ、ごく普通にインストールが完了する。

では、実験。ターミナルから asy と打ち込む。あれ? エラーで終了。どうも、readlineが読め込めないとかいう理由らしい。readlineだけはパッケージに入らなかったようだ。仕方ないですね。手動で、libreadline.6.0.dylib (これは今回のビルドに際して使ったバージョン) を、母艦から持ってきて、/usr/local/lib/ に放り込む。これで大丈夫かと思いきや、またもやエラー。アクセス権関係だろうとカンを働かせ、パミッションを666(誰でも読み書き可能)にしてみたら、無事に asy が起動した。

以上で、不完全ではあるが、ある程度のパッケージ化ができた。readlineも一緒に入れたいが、どうしたら良いのか分かんないので、今回はこれで満足することにした。まあ、ユーザーは自分一人なんだからいいか 😉 。

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