3月 25, 2017

Twitter Digest 2017-03-25

  • Sublime TextのビルドシステムでLaTeX組版できるようにしたのは良いが、variantsを上手く設定できない。別のビルドシステムとして登録することは可能なのだが。 15:12:57, 2017-03-25
  • Sublime Text 3でビルドシステムのvariantsが出来た。OS別の処理を外側にしてたのがダメな理由だったようだ。variantsの内側でOS別に分けると上手く行った。 21:59:00, 2017-03-25

TeXstudioからTeXLive2016を使う(Mac版)

TeXstudioはTeX用の統合エディター。MacではTeXShopが定番ではあるが、code foldingができないのが不満。TeXMakerとそれから派生したTeXstudioでは、latexの\begin...\end環境とセクションなどのcode foldingが出来るらしい。TeXMakerもインストールしたのだが、TeXstudioの方が、さらに高機能らしいので、そちらも導入した。

設定は簡単。とりあえず、latexとdvipfmxへのパスを通せばよい。日本語LaTeXを使うために、コマンドの部分を修正する。LaTeXのところは /usr/texbin/platex -src -interaction=nonstopmode %.texとし、DviPdfのところを /usr/texbin/dvipdfmx %.dvi とする。latexのオプションは修正の余地があるが、とりあえず、元のままにして、プログラムだけをlatexからplatexへと変更した。あと、エディター部分でフォントを適当に。Source Code Pro にしたが、ここはお好みで。

ここで問題が。PDFをプレビューするのだが、内部ビューアーだと日本語フォントが表示されないのだ。フォントを埋め込んでいてもダメ。検索したところ、poppler-dataというのをインストールする必要があるらしい。

実は、Homebrewでpopplerは入れてあった。後は、TeXstudioがそれを認識できるようにすればよい。TeXstudioは /usr/local/share/poppler を読みに行くらしいので、

ln -s /usr/local/Cellar/poppler/0.16.7/share/poppler /usr/local/share/poppler

とシンボリック・リンクを張ってみた。これで、日本語も表示されるようになった。

実は、内部ビューアーを使わずに Skim を外部ビューアーで使う手もあって、こちらも快適。Sublime Textなどは純粋なエディターで内部ビューアーを持っていないから、Skimを使うことになる。

TeXLive2016を使い始める

TeXLive 2016 自体はずっと以前にダウンロードしていたのだが、自前のフォント設定などの移行が大変そうなので、これまで使わずにいた。新旧2つのTeXシステムを共存できそうだったので、使い始めることにした。以下、備忘録。

ダウンロードしていたのは、MacTeX版ではなくオフィシャルのポータブル版。と言っても、USBメモリーにインストールする予定はないのだが。これを、$HOME/texlive2016portable 以下にインストールした。$HOME は自分のルート。Macの場合、/Users/自分のアカウント になっている。以下、作業内容。texlive2016portable までのパスをTLROOT と略記する。

  • Pathの変更。
    export PATH=/usr/texbin:$PATH
    

    などとし、/usr/texbin は本当のパスへのシンボリック・リンクとする。
    これを変更することで、複数のTeXシステムを使い分けることにした。

    TeXLive2016portableを使う場合。

    ln -s TLROOT/bin/x86_64-darwin  /usr/texbin
    

    今までのuptetexを使う場合。

    ln -s PathToOldTeXSystem/bin  /usr/texbin
    
  • TeXLiveのアップデート。
    パスを通したあと、

    sudo tlmgr update --self --all
    

    として最新版にアップデートする。500個くらいアップデートがあって、けっこう時間が掛かった。

  • ヒラギノフォントへのシンボリック・リンクを作る。
    Homebrewでgsは入れているのだが、リンクされているgsのバージョンが7.07と古かったので、texlive付属のスクリプトで自動的にリンクを作ることができなかった。手動でリンクを TLROOT/texmf-local/fonts/opentype/ 以下に作成する。ファイルが認識できるように sudo texhash する。
  • ヒラギノを埋め込むようにMapを設定。
    以前は手動で行っていたが、今はスクリプトでできるようだ。便利だが、何が行われているのかが分からないのは不安な気もする。

    sudo kanji-config-updmap-sys hiragino-pron
    

    で完了。ログを読むと、updmap-sys は TLROOT/texmf-dist/web2c/updmap.cfgTLROOT/texmf-config/web2c/undmap.cfg を読み込んで、 TLROOT/texmf-config/web2c/updmap.cfg に新たな設定を書き込んだらしい。もっとも、TLROOT/texmf-config/web2c/updmap.cfg は今回新たに作成されているのだが。それを開くと、

    jaEmbed hiragino-pron
    jaVariant -04
    

    の2行からなるファイルだった。

以上で、インストール作業は完了。ターミナルから試してみる。

ln -s TLROOT/bin/x86_64-darwin  /usr/texbin

として、/usr/texbin をTeXLiveのバイナリーに設定。which platex して確認。適当なファイルを作成して、platex sample.tex とすれば、sample.dvi が出来る。次いで、dvipdfmx sample.dvi とすれば sample.pdf が出来る。OKですね。

次の作業は、エディターから使えるようにすること。候補としては、TeXMaker, TeXstudio それから、Sublime Text 3 だが、それは後ほど。