PGNの仕様は文字コードまで指定されているらしく,何とLatin-1だという。ということは,日本語は使えないということなのであるが,だめ元で,UTF-8のファイルとして日本語を入力してみた。Hiarcsではとりあえず入力できたのであるが・・・。

サンプルは,Michael Stean著 Simple Chess の第1章,イントロダクションの最初の1局。元世界チャンピオンのBotvinnikが楽々と勝ってしまう。


[Event "Amsterdam"]
[Site "?"]
[Date "1966.??.??"]
[Round "?"]
[White "Botvinnik, M."]
[Black "Szilagyi, P."]
[Result "1-0"]
[BlackElo "2400"]
[ECO "A07"]
[EventDate "1966.??.??"]
[WhiteElo "2700"]

1.g3 d5 2.Nf3 c6 3.Bg2 Bg4 4.d3 Nd7 5.h3 Bxf3 6.Bxf3 e5 7.Nd2 Ngf6 8.e4 dxe4
9.dxe4 Bc5 10.O-O Qe7 11.c3 O-O
{ 黒の局面は一見良さそうだが,positionally的には白マスのビショップ(QB)をナイト(N)と交換したことに起因する問題がある。長期的には白マスの防御が難しくなるだろう。 }
12.b4
{ 自陣を広げる手。Centerのポーンは固定されており,King側は安全のため前進させたくない。よって,論理的には進展させるべきはQueen側となる。 }
12...Bb6 13.a4 Rfd8 ( { ここで, } 13...a5 { とするのは } 14.Ba3
{ このあとNc4 or Nb3によりa3-f8 diagonal に危険性が高まるので,黒は敢えてこうはしない。 } ) 14.Qc2 Rac8
{ 既に黒は良い作戦を見つけられないでいる。 } ( { Better idea has } 14...Ne8
{ followed by Ne6 and a5 としてc5 or d4のgripをgetする。黒の困難はPieceのための良いOutpost(拠点)が無いことによる。 }
) 15.Be2 { 反対に白のBotvinnikにはc4という素敵なマスがあり,これをビショップあるいはナイトで占めることが出来る。 } 15...c5
$4 { 何の駒損もしない手に??(大悪手)は手厳しいかもしれないが,この手によって負けにしたことを強調しておきたい。 } 16.b5 $1
{ 何故に黒は負けなのか。答えはPawn structureにある。白はc4, d5という2つの素晴らしいマス目を持ち,さらに左翼には動けるPawnがある。 }
16...Ne8 17.Nc4 Nd6 18.Bg5
{ A surprise tactical shot だが目的はpositionalなものである。 } 18...f6
{ この手がポイントである。これによって黒は新たに自陣の中央にある白マス(e6)を弱めることを強いられた。これを避けようとしても上手く行かない。例えば, }
( 18...Qxg5 19.Nxd6 Rb8 20.Bc4 ) ( 18...Nf6 19.Ne3 $140 { followed by Nd5 } )
19.Be3 Nxc4 20.Bxc4+ Kh8 21.a5 Bc7 22.Rfd1 Nf8 { ルークを交換しても黒の状況は良くならない。 }
23.Qa2 Rxd1+ 24.Rxd1 Rd8 25.Rxd8 Bxd8 26.a6
{ さらに白マス(c6)を支配すると同時に,Queenをa-Pawnの守りから解放する。 } 26...b6 27.Kg2 Qd7 28.Qe2 Ng6
29.Bb3 { At last an attack, but there's no need for any excitement. }
29...Ne7 30.Qc4 h6 31.Qf7 $1 Kh7 ( 31...Qxb5 32.Qf8+ Kh7 33.Qxd8 Qxb3 34.Qxe7
) 32.Bc4 Qd6 33.h4
{ Botvinnik now weaves a mating net on the White squares. } 33...Qd1 34.Qe8
{ With the threat of Bf7, h5, followed by Bg6+, etc. There's no defense. }
34...f5 35.exf5 Nxf5 36.Bg8+ Kh8 37.Bf7+ 1-0

投稿者 sukarabe

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