伝説の参考書

高田瑞穂著「新釈現代文」(ちくま学芸文庫、復刻版)

高田瑞穂著「新釈現代文」の復刻版を購入。いやあ、魔が差したというのも変だが、1ヶ月程前に復刊ドットコムから復刻の知らせがあって、ふーん、「伝説の参考書」かあ・・・と、ついポチッと押してしまったというのが真相。すっかり忘れていたのだが、昨日宅配便で届いた。

正直言って、高校生の頃は現代国語は苦手だった。興味も持てなかった。入試で200字以内で感想だったか要約だったか、そんなのがあるというので、その練習みたいなのが学校のテストでも出るのだが、内容はともかく、いきなり書き始めて198字ぐらいでピッタリ収めるのが得意 :mrgreen: とか、まあそんな程度の低レベルなのがワタシであったのだ。

何をいまさら、と思いつつも読んでみると、これが存外と面白い。はしがきですっかり著者の虜になってしまった(笑)。この人は素晴らしいと思ってしまう。瑣末な技術論ではなく、著者が大切だと考える「たった一つのこと」を伝えるために、この本は書かれているのだ。うーん、素晴らしい。

まだ全部は読んでいないが、感想を。分野は違うが、こういう本を書いてみたいものだ。いや、ホントに。

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