Windows用TeX ポータブル化 メモ

USB接続のポータブルHDD、あるいは USB フラッシュ・メモリー に Windows用の TeX システムを丸ごと入れて、ポータブル化できないか、という話。Windowsの場合、レジストリーとか、ややこしい話があり、単にプログラムをメモリーにインストールしただけでは済まないらしい。

まず、TeX コンパイラー本体については、レジストリーなどは使わない。しかし、環境変数 PATH の設定が必要。要するに、プログラムがあるディレクトリーにパスを通しておかないと、シェルにフルパスを与えないとプログラムが起動できないのである。シェルから起動する分には、自分で指定すれば良いが、普通はエディターから呼び出したり、統合環境を使うだろうから、PATHを通す部分で問題が起こる。よそのパソコンでPathの設定を毎回するのはどうも・・・ねえ。よそのパソコンには一切影響を及ぼさないというのが、ポータブル化するということでもあるし。

あれこれ検索したところ、次のページを発見。

あべのりページ(阿部紀行さん)>TeXの話>TeXを持ち出す

パスを通す部分は適当なランチャーにより環境変数を設定すればよいらしい。ランチャーを使えば、割り振られたディスク記号(E: とか H: とか)を取得できる模様。これに対して、dvioutを使うところは一筋縄では行かないみたいだ。

もう一つ見つけたのは、次のページ。

PortableApps.com » Forums » General Forums » Request Apps » WinShell – LaTeX IDE

WinShellという統合環境を使えばポータブル化できるらしきことが書いてあるが、MikTeXという欧文用TeXシステムの話だから、日本語の通る角藤版のASCII pTeX (=W32TeX) ではどうなんだろうか。

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