2008

楕円関数の話(1)


メモを兼ねて,楕円関数の話を少しずつ。

Jacobi(ヤコビ)によれば,楕円関数の誕生日は1751年12月23日だという。
この日,Euler(オイラー)はベルリン学士院から送られてきたFagnano(ファニャーノ)の論文集を読むのだが,
これに触発されて楕円積分に関するEulerの研究がスタートすることになる。

Fagnanoの研究はレムニスケートの弧長に関するものであった。
レムニスケート
\[ (x^2+y^2)^2=x^2-y^2 \]
の第1象限の部分に点Pをとり,原点OからPまでの弧長を$s$とし,
線分OPの長さを$r$とする。すると,
\[ s=\int_{0}^{r} \frac{dx}{\sqrt{1-x^4}} \]
という関係式が成り立つ。
さてFagnanoは1718年に次の事実を発見する。弧OPの長さが弧OQの長さの2倍になるような点Qをとり,線分OQの長さを$u$とする。
弧長が2倍であるということから,
\[ \int_{0}^{r} \frac{dx}{\sqrt{1-x^4}}=2\int_{0}^{u} \frac{dx}{\sqrt{1-x^4}} \]
となるが,このとき,$r$と$u$の間に,
\[ r=\frac{2u\sqrt{1-u^4}}{1+u^4} \]
なる関係式が成り立つのである。
今の目で見ると,これは楕円関数の倍角公式を与えているのであるが,
当時の人にそれが分かるはずもなく,
Eulerがその重要性に気付くまで特に注目されずにいたようなのであった。

藺草ずきん

ふと、子供の頃に読んだイギリスの昔話のことが気になって調べてみた。末娘が「肉に塩がなくてはならないように」父親のことを大切に思っていると言って父の怒りを買い、家から追い出されるという話。そう言えばリア王でも似たような設定があったような、とか。

どうやら「藺草(いぐさ)ずきん」あるいは「いぐさのかさ」と訳されているイギリスの古い民話のようだった。Cap O’ Rushes というのが原題。岩波文庫の「イギリス民話集」に収録されていたので改めて読んでみたが、何というか、ベタな展開で思わず笑ってしまった。シンデレラ的要素もあるが、これでは賢い(かしこい)というよりは、むしろ賢しい(さかしい)のではないかと。

原文は
English Fairy Tales – Cap O’ Rushes (by Joseph Jacobs)

で読める。

シェルパ1号、活動開始

ワタシとしては家でぼけ〜っとしているのも嫌いじゃないのだが、かみさんが買い物に行くというので、一緒にというかシェルパ(荷物持ちですな、笑)として同行。とりあえず池袋で食事をと思ったが、すごい列にすごすごと退散。有楽町線で銀座1丁目駅へと向かう。1丁目のつばめグリルで食事して、ぶらぶらする間もなく目的地らしきところへ。いやはや、皆さん正月から購買意欲すごいですなあ。と、ワタシはおもむろにiPodを取り出し、オルガンマニア2を聴くのだが。

さて目的も果たしたようだから、帰るのかなと思いきや、池袋ではバーゲンらしきものに参戦。シェルパ1号はさすがに店内に入る気はせず、一人 Robben chan などに浸っているのだが、お店の人に見つかり、苦笑いしながら挨拶。

最後は電気屋さんで寝室用のテレビ&録画機器を購入。同じ値段で iMac が買えるなあ 😳 と思いつつも。

謹賀新年

明けましておめでとうございます。って、何がめでたいのか分かりませんが。まあ、また一年、無事に過ごせたってことが一番ですかね、やっぱり。この歳になると、同年代の知人が結構お亡くなりになったりするので、この日記も、いつ永久更新停止になるやも知れませぬ。くわばらくわばら、ですよ、ホントに。

ということで、何とか新年を迎えましたが、昨年の新年の日記を読んで、ああ、何も進歩してなかったなあ、と溜息しきりなのであります。またぞろ、昨年とほとんど同じになってしまうのもさすがに何なので、抱負はなしにします。というか、仕事はもちろんちゃんとしなくてはなりませんが、仕事って所詮は仕事なんだよなあ、とちょっと曲がり角のお年頃です(笑)。

抱負というわけではないですが、これからの生活は、かみさん、数学、オルガン、チェス、囲碁、酒、こんな感じで行きたいなあと。あ、こんなこと宣言する必要、全く無かったですかね :mrgreen: