GIMPを使って自炊PDFを加工してみた

XNView付属(?)のnconvertでのバッチ処理の手順は大体わかったのだが、より細かい加工をしようとすると、やや物足りない感じもする。そこで、GIMPを試してみた。PhotoShopのGNU版である。使ったのは、Mac用にアプリ化した Gimp.app のバージョン2.6.11 である。Lionでも問題なく起動した。

いろいろ試した結果、nconvertの処理でも大差ないことがわかった 😉 。ならば、わざわざGIMP使う必要もないのだが、せっかく試したので、とりあえずメモ。

まずは、PDFからバラした画像(TIFF形式)を2倍に拡大する。コントラストと明るさを変更する。オートでの修正というのがあり、これでも悪くない。こうすると、文字がくっきりし、文字のまわりのモヤモヤしたノイズっぽいのも目立たなくなる。これであきたらないときは、レベルの修正を手動で、さらに物足りない場合は、トーンカーブを使うとよい。トーンカーブをあれこれいじって実験すると、これはこれで面白いのだが、写真ならともかく、スキャンした書籍の場合、ここで凝っても大差ないように思う。

次は減色(ポスタリゼーション)あるいは、グレースケール化、あるいはモノクロ2値化。ここは本によって変えると良いが、数学の本の場合は、モノクロ2値で良いだろう。threshold(しきい値)を変えると微妙に結果が変わるが、大体200前後で問題ないと思う。オートもある。

このままPDFにしても良いし、半分のサイズに戻しても良い。解像度を半分にして元のサイズに戻してみたが、普通に見る分にはさほど劣化を感じなかった。最初に2倍に拡大して処理したのが効いていると思う。

ということで、GIMPもなかなかに使えるのである。あとは、バッチ処理のために、script-fuというの書けるようにならないと。なんとscript-fuの使用言語はLispの方言であるSchemeですよ。スキームでプログラム書いたことなどないのだが、この位なら、お手本参考になんとかなると思う。

しかしなあ、いまさらcarとかcdrとかやるとは思わなかったな(笑)。Lisp 1.5 以来ですよ。

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