自炊事始め2

裁断の要領や注意点(紙がくっついてないかを、くどいくらいにチェックすること)も分かってきたので、いよいよハードカバーの書籍の解体・裁断・スキャンをやってみた。

少々ためらったが、シュヴァルツの解析学(全7巻)を遡上に。まずは、第7巻から。魚をさばくのに比べればずっと楽。(というか、やったことないから、想像だが。) 本体と表紙をくっつけているガーゼ(?)のような部分があるので、カッターで真っ直ぐに切ると、繋ぎ目がきれいに外れるようだ。上手くやると背表紙に傷をつけることなく、ハードカバーだけがパカっと取れる。まあ、どのみち廃棄するのではあるが、中には裁断後も残す本もあるだろうから。

裁断機Durodex 200DX, OFLAカッターハイパーH型, PLUS カッティングマット, アルミ直尺アル助

道具は、カッター、カッティングマット、定規、そして裁断機。

ハードカバーを解体・裁断 (シュヴァルツ 解析学7)

上で書いたように、脇の部分(?)というか、繋ぎ目を切断してハードバウンドを外す。読み取りはまだ試行錯誤中だが、網掛けの挿絵のない数学書の場合、白黒が一番読みやすいと思う。ScanSnapではPDFかJPEGしか選べないのだが、白黒だとJPEGも選べずにPDFの一択になってしまう。内部フォーマットはJPEGなのか、それともTIFFなのか、それも分からない。まあ、でも、これでまずまず満足の画質ではある。

白黒で読み取ったページ

念のため、カラーのJPEGでも読み取っておくことにした。圧縮もレベル2と少なめにした。ホントはRAWというかTIFFかPNGで読み取ったものを原本にしたいところだが、まあ、その代わりといったところ。

カラーで読み取ったページ

白黒での読み込みも、実はカラーで読み取ってから、画像処理用のCPUか何かでソフトウェア的に白黒にしているのだと思う。だとすれば、カラーで読み取ってから、ImageMagickなどで変換するのと、(手間を除けば)変わらないのはず。

しかし、本を解体するのは、心理的な抵抗感があるなあ。そのうち慣れちゃうのかもだけど。

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