本を注文

アマゾンであれこれ見ていたら、志村五郎さんの新刊を発見。4冊目ですか! ちょっとびっくり。タイトルは「数学をいかに教えるか」とのこと。高木貞治批判(?)もあるらしく、楽しみ(笑)

実際、高木貞治の「初等整数論講義」の影響力は大きいらしく、ガウスの本来の2次形式論をまともに扱った日本語の本はほとんどなく、デデキントのイデアル論とのからみで説明しようというものが大多数だ。種の理論にしても、「初等整数論講義」では類体論の立場からイデアルの種を定義していて、指標系による定義は技術的すぎて本質が見えないと書いてある。
そうかなあ〜と疑問。CoxのPrimes of the form $x^2+Ny^2$ に説明されているように、ラグランジュ流の初等的な種のアプローチ、つまり、モジュロ $m$ で表せるか否か、とか、から始まっていけば、指標系による類別は自然なものに思うのだが。

ともかく、本を注文した。送り先を迷ったのだが、東京の自宅ではなく九州の実家にした。東京だと翌日だが、九州だと日数が係る。でも、帰京まで待てない(苦笑)。

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