大橋堂の万年筆、オーバーホールで見違えるように

大橋堂の万年筆2本(黒と赤)

先日、ペンクリニックのために日本橋三越に行ったときの事。仙台大橋堂さんも、万年筆祭りのイベントでいらしていたのでした。迂闊にも会場に着くまで知りませんでした。セーラーのペンクリニックの申し込みをしたあと、大橋堂さんに伺ってインクの出が悪くなっている赤のペン(大橋堂2号と呼んでいるもの)を見て貰います。黒の1号は特に問題ないので見て貰うつもりはなかったのですが、そっちも掃除した方が良いと仰るので、2本とも預けました。1時間半ほど時間がかかるのですが、メンテ後の書きやすさにビックリ仰天です。赤の方は言うに及ばず、特に不満もなく使っていた黒の方もずっと書きやすいのです。これが本来の状態らしく、知らないうちにその感覚を忘れていたということなんですね。いや、いかんなあ。実は、大橋堂さんは、購入者には毎年メンテの案内を葉書で下さるのですが、引っ越したときに連絡してなかったので、それ以来メンテして貰ってなかったのです。

軸の内側にインクの残りカスがかなり固着していたらしく、それをきれいに清掃していただきました。固着の犯人は古いインクという事でした。そう言えば、インクをまとめ買いしたせいで、10年以上前に購入したインクを未だに使っていたりします。そういうのはインクが分解してしまって駄目なんだそうです。なるほどねえ、と感心するとともに、かなりショックです。まだ在庫あるのに捨てることになりそうです。あーあ。

しかし、赤の2号も大復活して、ますますどれで書こうか迷います。インクの色を変えてみようかなあ。ターコイズ・ブルーとかボルドーとか、ちょっと遊んでみるのも悪くないかもですね。

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