The Higher Arithmetic: An Introduction to the Theory of Numbers
この所ずっと気になっていたのが,次の内容がどの本に書いてあったかということ。別にそんなこと気にすることでもないのだが。
2次形式の数論を扱う際には,二つの流儀がある。一つは$ax^2+2bxy+cy^2$と中央の係数を偶数にするもので,Gauss, Dirichletなど。もう一つは$ax^2+bxy+cy^2$と中央の係数は一般の整数とするもので,こっちはLagrange, Dedekindなど。この著名な数学者の名前からも分かるように,どちらも絶対的な優越性はない。ある件では片方の記法が便利で,別の件ではもう一方の記法が便利という具合なのである。
細かい差異はあろうが,大体こんな内容だった。どの本で読んだのかなあと,本棚からいろんな数論の本を取り出しては調べるのだが,これが見つからない。あーいらいらするなあ。悶々として(笑,ちょっと大げさだが)数週間を過ごした。
昨日,何気なく本棚を眺めていたら,Harold Davenportのこの本が目に入った。これは気楽に読める入門書で,2次形式も少しだけではあるが,動機付けと簡単な場合が記述してある。懐かしく思いつつ読んでいると,あ!見つけた。そうか,この本で読んだのかあ〜。すっかり忘れていた。でも,これでちょっとすっきり!