以前途中まで読みながら,種の理論あたりで頓挫してしまったのが,この本。Daniel Flathがシンガポール大学で行った数論の講義を元にしたもの。改めてながめてみると,Gaussの数論(DA), Dirichlet-Dedekindの本をうまく現代版にしたという感じだ。行列表示や抽象代数(と言っても,群・環・モジュール・準同型といった初等的な概念だけだが)の言語が使えるので,見通しよくすっきりと記述できるわけだけど。それに,過度に抽象的にならず,2次形式はちゃんと2次形式として扱われているのも嬉しい。日本の数論の本だと,高木貞治以来の伝統なのか,2次体のイデアル論のおまけみたいに処理されているのが多いから。
ということで,今の仕事が片づいたら再チャレンジしよう。そう,今,仕事に追われているのです。日記書いてる場合じゃないのだけど,仕事したくないので,逃避行動なのだ〜 😉
