ディユドネ:現代解析の基礎

まだまだ本棚&部屋の整理は出来ていないのだが、それでも少しずつは本が減っているはずなので、自炊というか業者さんに頼んでPDFにしたものから、いくつかをメモ。

ディユドネ 現代解析の基礎1

Jean Dieudonne (ディユドネ) の Foundation of Modern Analysis (現代解析の基礎) である。中身はPDFにして、本体は廃棄処分にしちゃった。もう、この本を改めて読むこともないだろうし。

いまにして思えば、こういう本が流行った(?)のは、そういう時代だったのだと思う。多変数関数の微分が、線形写像近似、つまり「微分係数=行列」というのを、ある種感動して学んだのも、若かったからだ。フレシェ微分というのも、もともとは関数解析で発展した話ということだろう。それを有限次元ユークリッド空間での微積分に適用すると、このようになるということだろう。

ということで、今から見ると感動のない本なのであるが、まあ、思い出ということで。同じ頃の微積の本としては、杉浦先生が言及されていたグラウエルト(Grauert)のシュプリンガーの本の方が、微積って感じがして、いまでも良さげな感じがするね。

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