UbuntuアップデートしたらWindowsが起動できなくなった話

まあ,何とか解決したから良かったんだけど。備忘録として記録。

DellにUbuntu 13.04をインストールしてから2週間くらいだろうか。システムのアップデートの通知が来たので,ハアと思いつつもアップデートしたら,再起動が必要ですと。再起動すると,あれ?ブートメニュー(Grub)が増えてる。いや,増えてると同時に,Windows7が消えてる!(笑)

まあ,最悪でもインストールDVDからWindows7を起動してシステムの初期化をすればいいのだが,それはできれば避けたい。ということで,あれこれ検索。Ubuntu Windows7 MBR 修復,あたりで検索すると,ms-sys というUbuntu (Linux) のツールが見つかった。LINUX上でMBR(マスターブートレコード)にWindows(互換?)のブートレコードを書き込めるツールらしい。

安定版のms-sys-2.2.1をダウンロードして解凍。サイトの指示に従って,make, sudo make install してインストール完了。使い方は ms-sys –help で分かる。分かるのだが,デバイス名が分からないので,再び検索。ターミナルで parted -l とすれば表示される。/dev/sda だったので,sudo ms-sys -7 /dev/sda とする。これで,Windows7用のブートローダーがMBRに書き込まれたらしい。

さて,Ubuntuを終了して,電源を入れる。おお!メニューの最後に Windows7(/dev/sda2) (正確にはちょっと文言が違うかもだけど) のように表示されて,Windows7が起動できた。

やれやれ。しかし,どうしてアップデートくらいでこんなことになっちゃうのかなあ。いや,原因はアップデートじゃないのかもだけど。

Dell Inspiron 14z 5423 に Ubuntu 13.04 をインストール

ちょっと手こずったので、メモ。

買ったばかりのWindowsマシンなのだが、せっかくなので(?) Ubuntu (Linuxの一種) をインストールすることにした。準備として既にハードディスクの領域を縮小させて、100GBほどを未使用領域にしていた。ここにUbuntuをインストールして、デュアル・ブートにしようというもの。

今回購入したのはWindows7がプレインストールされた機種なので、Windows8になってからのUEFIによるSecure Bootがらみのトラブルはなかった。その代わりというわけじゃないが、キャッシュ用32GBのmSATA SSDのRAIDによるトラブルを経験した。

まずは最新のUbuntu 13.04の日本語Remix版のISOファイルをダウンロード。Windows7では特別なプログラムを使わなくても、ISOファイルを右クリックすれば、ディスクに焼くというメニューが既にあるので、DVD-Rに焼く。このDVD-RからUbuntuを起動する。DVDから起動するには、F12を押しながら電源を入れればよい。

とりあえずUbuntuをお試しで使うというのを選択。無線LANもマウスも普通に使えた。そこで、インストールしようとするのだが、インストールの種類の選択肢がまったく出ずにブランクのまま。あれこれ調べると、どうも32GBのSSDとHDDがRAID0になっていて、それをUbuntuが認識できないらしい。

解決策は幾つかあるようだが、今回行ったのは、Windowsに戻ってIntel Smart Responce Technology (ISRT) というのをオフにすること。要するにRAIDを解除したわけだ。そうすると、普通にHDDが認識された。あとは手順通り。HDDのパーティションは、4Gほどをswap用にして、残りはext4でフォーマットしてマウント位置はルートの / に設定。あとはしばらく待つのみ。

再起動させると、ブートローダーのGrub2が起動。何もしないとUbuntuが起動する。これで、UbuntuとWindows7のデュアル・ブート環境が出来た。

さっそくUbuntu上のFirefoxでこれを書いているが、日本語の変換もまずまずだし、日本語と欧文の切り替えキーのカスタマイズなども自由にできて、快適である。

初めてのWindows PC

昨日、注文していたDellのノートPCが届いた。正確に言えば、初めて自分で自分用に買ったWindows PCということで、別にWindowsが初めてというわけでもない。それでも、Macとはあちこち違うので、戸惑うことが多い。とりあえず、今日の作業をメモ。

カメラロール-4062

カメラロール-4063

基本的に自宅用で持ち出す予定はないから、MacBook Airのように小型軽量でなくてもよいということで、14インチのInspiron 14z (Inspiron 5423) というのを選んだ。CPUはCeleronでも良かったのだが、欲が出て(?) Core i5 (と言ってもモバイル用の低電圧版だが) にした。OSはWindows7, メモリー4G, HDD 500GBと、ごく普通の構成。ちょっと変わっているのが、HDDのキャッシュとして32GのSSDがくっついているらしいこと。そのせいか、起動は速い。

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再インストール用OSのディスクは標準では付属しないので、オプションとして別途注文した。念には念をということでもないのだが、さらにリカバリー用のDVDを焼くことにした。これが最初の作業。けっこう時間が掛かる。

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続いて、約450GBほどを占めているCドライブを縮小した。100GBほど縮めて、未使用領域に。あとで Linux (Ubuntu) をインストールするつもりなので。それから、フリーソフトを幾つかインストール。何故かファイルの拡張子が表示されないので、少し調べて表示させるように変更。

タッチパッドの反応がいまひとつ、というのを除けば、とくに不満はない。Windowsのデザインは相変わらずで、いまいち洗練されてないという印象だが、まあ、そんなに悪くもない。

いずれにしても、用途限定のサブマシンなので、多少のことはいいのだ。

Wineskin使ってWinアプリのChessBase11をMacで動かす

BootCampとかParallelsなどの仮想化環境でWindowsを動かすのとはちょっと違って、WindowsのAPIをMac上でサポートすることでWinアプリを動作させようというのが、Wineというもの。以前、Mikuinstallerというので一度Wineを入れたことはあるが、今回は、Wineskin Winery というものを使ってみた。参考にしたのは次のサイト。

Safx: WindowsアプリをMac上で簡単に動かせるようにするツールWineskin

Monoというものをインストールすることで、dotNet Frameworkにも (一応) 対応しているらしい。ダメ元で ChessBase11 を試してみた。

上記のサイトに従って、まずはWineskinをインストール。Wineskin Wineryを起動して、新規のWindowsアプリ用のラッパーを作成する。名前をChessBase11とし、ChessBase11/Setup/Setup.msi を起動させる。すると、インストーラーの画面が現れて、あとは指示に従うだけ。とりあえず初期設定終わって、なんとかインストール出来たみたいだ。

あとは、アイコンをWin用のCBase11.icoからMacのCBase11.icnsに変換すれば、ChessBase11.appというマック用のアプリが出来上がる。

Chessbase11 on Wineskin Winery

さっそく、ゲームを検索。スクリーンショットを撮ってみた。ちなみにこれは、1974年のKarpov-Kortchnoiの第2戦、シシリアン・ドラゴンのゲーム。メニューのフォントがちょっと読みにくいので、ここを何とかしたいのであるが、まあ、それはそのうちってことで。

VAIOにプリンタードライバーを再インストール

備忘録も兼ねて、今日のお仕事をメモ。

カミさんが印刷できないよ〜、と言ってたのが2日くらい前。前にもそんなことがあり、そのときは応急処置として、プリンターのIPを固定にして、それをWindowsの方に設定することで印刷できるようになったのだが、今回はそれもダメ。思いつく限りのことをしたがダメ。仕方ないので、ドライバーを再インストールすることにした。ちなみに、うちのプリンターはHP (Hewlette Packard) のもの。

プリンター付属のCDを探すのが面倒だったので、HPのサイトから最新版をDLする。結局、アップデートすることになるのだから、この方がよい。念の為、HPほげほげ、というアプリ関係を削除。インストーラーを起動して作業してると、Cドライブの領域が足りないとか言われるので、一旦作業中止。クリーンナップとかで何とかCドライブの容量を確保する。

作業再開。プリンターの接続方法をLANにする。ところが、インストーラーがプリンターを認識しない。FirewallがONだと認識できないことがあるという注意書き。ZoneAlarmの設定でFirewallをOFFにするのだが、それでもまだ認識しない。しょうがないので、ZoneAlarmそのものを起動しないようにしてWindowsを再起動する。

ここでトラブル発生。なんのはずみか、Windowsの更新が始まってしまった。よくわかんないが、信じられないほどの長時間にわたって、更新とやらをしている。仕方ないので、作業中断。やれやれ。

長い長い長い長いWindowsの更新が終わり、やっと作業再開。FirewallがまったくのOFFという、いささか不安な状態。念のため、インターネット側に接続しないようにした。つまり、イーサケーブルを抜いた。今度は、インストーラーがちゃんとプリンターを認識。MACアドレスとローカルIPが表示されて、このプリンターで良いかという質問。OKすると、なんとか.exe やら なんとか.dll やらをたくさんコピー開始。ほどなくしてインストーラー終了。あれ? 完了しました、とかメッセージないの? 愛想もなく、ただ単にインストーラーさん、終了しちゃったです。何か不安だ。

テスト。Firewallを元に戻して、とりあえず適当なPDFを開いて、1ページだけ印刷。向こうの部屋でプリンターが動く音が。おお、ちゃんと印刷されとる。もたつきもなく、まるでUSB接続のようなレスポンス。素晴らしい。

ということで、何とかプリンター、使える状態になった。しかし、疲れた。こんな苦労、Macではしたことないからね。

プリンターだけ固定IPにしてみた

突然、家内のパソコン(Windows XP)から印刷できなくなった。プリンターはHPのPhotosmartってやつで、LANケーブルでルーターに繋がっている。そして、パソコンからルーターまでは無線。ローカルIPはすべてDHCPで自動割り当て。

実は自分のパソコン(MacBook Pro)からも、たま〜にプリンター見えないときがあった。そういうときはルーターを再起動させていたのだが、今回はそうしてもWindowsから印刷できない。業を煮やして、プリンターのIPアドレス固定化にチャレンジしてみたのだった。

やってみると、あっけないほど簡単な作業。ブラウザからルーター(Corega CG-WLR300GNH)にアクセス(192.168.1.1)してログインする。IPの設定を見ると、ぶら下がっているデバイスの一覧がある。プリンターを選んで、編集ボタンを押す。現在の設定は「DHCP(自動)」となっているのだが、これを「DHCP(固定)」に変更し、適当なアドレスを割り振る。例えば、192.168.1.30とか。DHCPで割り振られる範囲から選んで良いらしい。これで、ルーターの設定は終わり。

Windows パソコンの設定。コントロールパネルからプリンターを選んで、Photosmartを右クリックしてプロパティーを見る。ポートの設定とかいうところから、Photosmartに割り当てたローカル(上の例だとIP 192.168.1.30になる)を書きこむ。これで終了。

さて、結果は? うそのようにあっさり繋がって、印刷できるようになった。以前は印刷までちょっとタイムラグあったのだが、印刷ボタン押したとほとんど同時にプリンターが動くようになり、かえって良いくらいだ。

ということで、根本的な原因は不明だけども、とりあえず印刷は出来るようになったから、これで良いかな?

XPからWindows7への移行

カミさんのパソコンの話だが、一応サポート担当なので(苦笑)、メモ。

たまにしかさわらないWindows XPなので、基本的に詳しくはないのだが、マイドキュメントとかいうフォルダー(シンボリックリンクなのか?)の本体が実際には何処にあるのか(苦笑)とか、そういうことを無視すれば、まあ、大体は分かっているつもり。Windows7 でも基本的には変わらないだろうと思うが、それでも全くの初めてなので、けっこう戸惑うことが多かった。

まず、マイがとれて単にドキュメントと表示されている。ふーむ、良いことじゃな、これは 😉 と思ったら、ドキュメントフォルダーの下を表示させたところ、マイドキュメントが登場(笑)。あれまあ。よくは分からないながら、ここにXPのマイドキュメント以下のフォルダーをすべてコピーした。

細かいことで変わっていることがちょこちょこあって、けっこう戸惑う。こりゃあ、カミさんも慣れるまでしばらくかかるかな。USBメモリーの取り出しは、デバイスを右クリックしたら「取り出す」という項目があったので、それで取り出せるようだ。XPのときは、右下にあるアイコンから大容量記憶装置の取り出しとかいうのを選んでいたように記憶しているが、これは面倒だった。まあ、マックと同じになったわけだ。良きことじゃな、これも。

コピーしたファイルを開いてチェックするのだが、Officeが2010というのに変わっているので、「互換モード」とかで開かれる文書類がけっこうある。ここいら辺がちょっと不安なのだが、どうなんだろうか。

以上をちゃんと覚えてカミさんに伝えないとね。ああ、サポートもけっこう大変なのであ〜る。

VAIO X シリーズ

先日注文していた Sony VAIO X が一昨日の水曜日に届いた。と言ってもワタシのではなく、カミさんのなのだが。

Sony VAIO X series

どちらかと言えばパソコンとかにあまり興味のないカミさんなのだが、このところ研修とか勉強会とかでパソコンを持ち出さざるを得なくなってきたらしい。個人的にはMacBook Airの11インチがおすすめなのだが、なにせ職場や周りがWindowsなので、どうしてもWindows そして MS Office の Word, Excel, PowerPoint の三点セットが必要らしい。できるだけ小型軽量のが良いというので探したのが Sony の VAIO X シリーズだった。

お店で実機を見てからと思っていたのだが、今は店頭販売は終了していて、ネット販売だけ。不安を感じつつも、評判良さそうなので、まあ大丈夫かなと。

一応スペックをメモしておくと、
CPU Atom Z550 (2.00GHz)、
Memory 2GB (オンボード)、
SSD 128GB、
Bluetooth搭載、
WiMAX搭載、
こんなところかな。マウスはBluetooth接続のコードレス・マウスなので、これも快適。

キーボードがやや小さくて入力しにくいかもだが、まあこれは慣れでしょう。とても軽くて、快適。CPUはATOMなので少々力不足だが、その代わりにバッテリーの持ちは良いようだ。Wordでの文書作成がメインだから、問題ないと思う。それよりも Windows 7 の動作がねえ。もっさりとまでは言わないが、キビキビしないなあ。いくらCPUが進化しても、OSがどんどん重くなっているんじゃ、意味ないだろう。

オプションで WiMAX も付けたので、外からでもメールできて便利だと思う。ワタシが使っているWiMAX回線での機器追加という形で使うことにした。二人同時に接続は出来ないが、カミさんが外で使うのは主に週末なので、ワタシとは重ならないのだ。機器の追加だと月額料金は200円増えるだけで済むから、家計にも優しいのであ〜る。それにしても、当初はネットとかは要らないと言っていたはずだが、使う気満々なのは、一体どうしたことだろう(笑)。

唯一失敗したかも〜なのは、一緒に注文したキャリングケース。kebanecoさん(なんと同じ VAIO X ユーザーだったのだ 😯 )から iPad用のケースがそのまま使えるよ〜と教わったので、ちょっと探してみた。この Bubble Wrapper なんて変わってて面白いと思う。VAIO X シリーズ専用のもあるようだし。まあ、カミさん次第だな。

WindowsでのTeX環境

普段はMacだし、たまにUbuntu上で作業するくらいで、WindowsでTeXをすることがほとんどなかった。ちょっと事情があって、Windows上にTeXシステムを導入しているのだが、最新のシステムは以前と違うことが色々あるのでメモ。

以前は、Windows上のTeXと言えば、文書の文字コードはShift-JIS、dviのプレビューはdvioutというのが定番だった。もちろん今でもそれで作業している人が多いようだが、その他の選択肢が可能になっている。

文字コードに関しては、UTF-8も使える。文字コードの自動判別はしないので、コンパイル時に指定する必要があるが。これで、Macと同じファイルが使える。

Windows上のTeXと言えばdvioutが定番のプレビューアーであるが、実は使いたくない事情がある。TeXシステムは外付けのHDDに入れて、ポータブルに使いたいのである。dvioutはシステムのレジストリーをいじるので、ポータブルに使えないのだ。ということで、 dvipdfmx あるいは dvips を用いて PDF を作成することになる。これらも Mac 上と同じく Map ファイルを設定すれば問題なく使える。

さて、以上の作業をエディター上で簡単に行うには、いわゆる統合環境が便利。ここで少々問題が発生。候補としてはWinShellとTeXWorksがあるのだが、WinShellは文字コードShift-JISのみをサポートしていて、UTF-8での編集ができない(多分)。(【訂正】オプションのフォントから文字コードを選択できた。UTF-8も可能。)
一方のTeXWorksはUTF-8が標準で、Shift-JISはサポートされていない。ううむ。

まあ、Macと同じUTF-8が使えるTeXWorksをメインにしますか。実はTeXWorksはMacのTeXShopを範としてクロスプラットフォーム用に開発されたもので、Windows用だけでなくLinux用、Mac OS X用もある。PDFプレビュー機能もあるから、Adobe Readerを頼ることなく、TeXWorks内でコンパイルからプレビューまで行える。(日本語フォントを埋め込むようにMapファイルを設定するこが前提だが。) このあたりの使い心地は TeXShop とほとんど同じ。

それにしても、文字コードはいつになっても悩みの種。自分だけならUTF-8で良いのだが、同僚は未だにShift-JIS派が多い。困ったもんだ。

Windowsで印刷トラブル

いやあ、こういうことが起こるからWindowsは使いたくないのだが・・・。

かみさんから頼まれていた文書(ダウンロードしたもの)を印刷することに。PDFならUbuntuから印刷するのだが、拡張子が .doc のファイル。これって、MS Word ですよね。もちろん Open Office で開くこともできるのだが、微妙な違いが出ることを恐れて Windows から印刷することにした。ところが、プリンターが見つからないよ〜と、エラーを吐く。

いろいろやった挙句、結局、プリンターのプロパティーからプリンターのローカルIPを直接指定することで解決。というか、今までこんなことしたことないんだけどさ。何故に今回、こういう羽目になったのでしょうか。

それに、うちの場合、ローカルIPはルーターが自動で振っているから、次回ログインのときに変わっていないとも限らない。そのたびにIPの設定をするのも面倒だし。いっそ、ローカルIPを固定するかとも考えるが、UbuntuとMacでもその設定をするかと思うと、それも憂鬱。Windows以外では、とくに問題はないのだしね。

まったく Windows には腹が立つ。やれやれ。