6月 2008

赤毛のアン

赤毛のアン

お昼にNHK教育(デジタル2チャンネルではなく、サブの3チャンネルの方)で、「赤毛のアン」を原書で読もう、みたいな番組をやっていた。もう何回も続いているみたいで、「赤毛のアン」そのものではなく、その後の話みたいだったが。

ふーん、と調べてみると、講師は松本侑子さん。おお、この人が翻訳された「赤毛のアン」、初版第1刷が本棚にあるのです~。確か、原書はシェークスピアやマザーグースからの引用やらなにやら、言葉遊びがたくさんあり、そういうことまで調べ上げたというふれこみだった。実はあまり読んでおらず(汗)、帯がそのまま付いている(笑)。

Anne of Green Gables (Anne of Green Gables Novels)

だいぶ前になるが、テレビアニメで「赤毛のアン」があり、それは毎回観ていた。それから映画もあったと思う。アマゾンで調べたら原書も写真のペーパーバックなどいろんな版がある。この表紙の写真は映画版を使っているみたいですね。

版権が切れているらしく、ネットでも読める。

ちょっと読んでみようかと、第1章の Mrs. Rachel Lynde is Surprised を見てみたが、すぐ諦めた(笑)。うーん、数学書の英語がいかに易しいかを思い知るのであった。ワタシは翻訳でいいです・・・。

2次体のイデアル論をあらためて


学生のとき、代数の初歩は一通り授業その他で学習したわけで、ガロア理論や可換環論の入門部分は漠然とではあるが知っている。当時、代数的数論の入門書もいくつか読もうと思ったのだが、何だかつまらなくて止めてしまった。今にして思えば、一般論ばかりが続き、一体どこが数論なのかと、つまらなくなったんだなあと得心が行く。特に日本の本に多いのであるが、歴史的発展の話や何のためにそういうことをするのかといった説明がなく、ひたすら一般論が続くという入門書が、当時は少なくなかった。2次形式の話、例えば、4で割ると1余る素数$p$が$p=x^2+y^2$と表されるというフェルマーの定理や、それを一般化した$x^2+Ny^2$の形で表される素数の話、こういった問題の為に、ラグランジュやガウスが2次形式の数論を研究したこと、それがあまりに大変であるため、ディリクレやデデキントによって簡易化が試みられたこと、とくにデデキントが導入したイデアル論が2次形式論、特に合成の理論、種の理論を著しく簡易化したこと、こういった事柄は何故か書かれていなかった。なんだかなあ、と今にして思うのであった。

ということで、あらためて、デデキントのイデアル論を勉強しよう。その後に発展したエミー・ネーター流の公理的可換環論ではなく、2次体という具体的な場合で。理論だけでなく、実例の計算もたくさんしよう。

10月17日は塚山エリコさんオルガン・ライブです

情報元は御本人のサイトです。

** 今日のニャンコ ** Eriko’s Diary ライヴのお知らせ!

ちょっと先ですが、10月17日(金曜日) オルガンジャズ倶楽部@沼袋 にて、塚山エリコさんのオルガン・ライブがあるそうです。塚山さんといえば、曲集「JAZZ TIME」をはじめとして、エレクトーン界では超のつく有名人なのであります。今回のライブも「”Jazz Time”~Again~」と銘打ってのもので、曲集からも何曲か弾かれるみたいですね。塚山エリコさん at ハモンド B-3 オルガン。うーん、これは這ってでも行かねば~ :mrgreen:

“Jazz Time”~Again~
塚山エリコ・オルガントリオ+Friends
★日時:2008年10月17日(金)
★場所:「オルガン・ジャズ倶楽部」TEL 03-3388-2040
★出演:塚山エリコ(Org.& Pf)/チッコ相馬(Dr.)他、ゲスト予定!

Firefox3

マック版のBUGもとれて、いよいよ Firefox 3 も正式版になったようです。

次世代ブラウザ Firefox – 高速・安全・自由にカスタマイズ

より速くなって、新機能も満載ということで、さっそくダウンロードしたいのですが、ああ、必要要件が Mac OS X の場合、10.4 以上・・・orz… うち、諸般の事情(TeX関係ですが)で 10.3.9 のままなんですよ。どうしようかなあ。そろそろ潮時かもしれません。とりあえず、かみさんのWindowsの方にでも Firefox 3 をインストールしてみましょう :mrgreen:

ヘッケの本が届いたけど

Heckeの代数的数論講義(ドイツ語)の英訳本が届いた。嬉しいのだけど,印刷があまりきれいじゃなくて,ちょっとがっかり。再版してくれたのは嬉しいけど,これって,初版の本からの写真製版かな。それにしても,もう少しはきれいにできないものでしょうか,シュプリンガー書店さん。かすれて式が判読できない箇所すらあるのですが(怒)。ドイツ語版もっているから,それを見れば分かるんですけどね。これならDover Reprint の方が数段よかったなあ・・・。というか,Springer Verlag,金かけなさすぎだよ 👿 。

改装後の東武デパ地下

東武デパートの地下食品売り場の致命的欠陥は本館とメトロポリタン館が有楽町線で分断されていることだ。これがために、いちいち地下1階に上がり、一旦店外に出て、再び地下2階へと下らねばならない。だから、できるものならどちらか一方で用を済ますことになる。

この欠陥は構造的なもので如何ともしがたいのだが、少し前に本館の地下が改装され、気になる店が出来て、どっちに行くかで悩ましいことになっている。これまではもっぱらメトロポリタン館で済ませていたのだけどなあ。

一つは冷凍マグロの専門店。遠洋マグロ船で冷凍されたままの状態で、お店で初めて解凍するため品質が良いのだそうだ。普通の魚屋に出ている解凍マグロとは質が違うとお店の人は自信たっぷりなのである。ふーん、まあ能書きはいいから・・・と試しに買ってみたところ、能書きに違わぬなかなかの質。美味しいマグロだった。ということで、このところ、ここでマグロを買うことが多い。

もう一軒は、お惣菜屋さん。共働き夫婦にとって、美味しいお惣菜屋さん情報は貴重なのであ~る :mrgreen: 。かみさんが先に見つけたのだが、茅ヶ崎えぼし工房という店。デパ地下には珍しく、見た目はごく普通の惣菜。近所にあってもおかしくない感じの店。しいて言えば、魚の惣菜が多いのが特徴か。売っている惣菜にしては味付けが自然で、家庭的な味。あれこれ買ってみるのだが、はずれは少ない。ということで、このところお世話になりっぱなしなのであ~る。

2次体の整数メモ


$\mathbb{Q}(\sqrt{-3})$の整数として,何故 $a+b\sqrt{-3}$ ($a$, $b$は有理整数) の全体を取ると,あまり上手く行かないのか。例えば,素元分解の一意性が成り立たない。
正しくは,$a+b\omega$ ($a$, $b$は有理整数) の全体とする。同じ事だが,$a+b\frac{1+\sqrt{-3}}{2}$ ($a$, $b$は有理整数) の全体。

理由。整数の資格があると思われる範囲で,出来るだけ広くとっておかねば上手くいかない。例えば,有理整数の範囲でも,部分環(または部分加群)として偶数の全体だけを考えると,素元分解の一意性が成り立たない。
\[ 36=6\times 6 = 2\times 18 \]
は,偶数だけからなる部分環では,異なる分解になる。もちろん,これは分解が不完全なのだが,そのためには奇数も考える必要がある。同じ理由で $a+b\sqrt{-3}$ だけでは整数として少なすぎるのである。

$\mathbb{Q}(\sqrt{-3})$の部分環 $A$ で,有理数体との共通部分が有理整数全体になるもの,つまり
\[ A \cap \mathbb{Q}=\mathbb{Z} \]
となるもので最大のものを考えると,それは $\mathbb{Z}[\omega]$ になる。こういう方向で考えると,代数的整数の定義(整数係数でモニックな多項式の零点になるもの)が自然なものとして受け入れられる。

iPhone雑感

昨日新聞その他で、iPhoneが2万円台で発売されることを知った。ふーん、案外と安いなあという感想。ネットも定額で5000円ぐらいらしい。トータルで月額8000円くらい。うーん、これなら買いかなあ、とも思う。それにしても、電話会社ではなくアップルが主導権を握っているらしいことが、いろんな報道で分かる。端末の価格はもともと6万円ぐらいするのだが、アップルの戦略(全世界共通で約200ドルで提供する)のために、ソフトバンクが差額をかぶること。ソフトバンクのサイトでは詳しい説明ができず、広告などを含め、情報のコントロールをアップルが完全に支配しているらしいこと。実はドコモとも交渉中だが、それをドコモが発表することは禁止されているらしいこと。ある新聞などは、二股かけられているのに、付き合っていることは内緒だからな、と言われているに等しいと憤慨 👿 (?)していた。こんなことでは利益はアップルに吸い上げられてしまう。日本はこれで大丈夫なのか、という(ちょっとニュアンスは違うかもだが)論調もあった。いろいろ読んだので、どれがどれか忘れたが。多分、日経かサンケイ。

個人的には、ソフトバンクのマークがiPhoneに付かないというのが一番。さすがジョッブズ。拍手 :mrgreen: 。これで、iPhoneはアップルの製品であって、断じて回線屋どもの商品ではないことを宣言したようなものだ。さあ、もう一つの回線屋、ドコモ、どうする?

悪いニュースも。アプリケーション開発のためのツールが一般にも公開されているのだが、アップルストア(iTunesストア?)でアプリケーションを売るためには、たとえそれがフリー(無料の)プログラムであっても、登録料として年額100ドルをアップルに支払わなくてはならないらしいのである。これがために、iPhone向けのChessプログラムの開発を躊躇している人さえ居るようなのである。使いやすいチェスプログラムがあれば、さっさと移行したいなあと思っているので、ここは心配。

そうそう、個人的な最大の問題はまだNokia買って1年しか経ってないことだ。えっと・・・2年契約なんだっけ?どうしたもんですかねえ。

クーラントの本、到着

在庫があるときのアマゾンは速い。Richard Courant著 Dirichlet’s Principle, Conformal Mapping, and Minimal Surfaces (ディリクレの原理、等角写像、極小曲面)がさっそく到着した。Doverリプリントなので値段も安価。送料も無料だし。アマゾン、不思議だよねえ、1500円以上だと送料無料なんだよねえと、かみさんに話しかけ、あわわわ、内緒で本買ったことばれる :mrgreen:

内容はまあまあ予想通り。クーラントらしく、動機や手法の説明をしながら話が進んでいるようだ。ディリクレの原理にしても、いくつかの証明が紹介されている。それぞれの証明法は、それぞれにいろんな歴史・背景・テクニックなどがあり、先を急がなければ楽しい。

この本の初版が出版されたのは1950年。戦争で出版が遅れたということだが、それを差し引いても、晩年の作品。リチャード・クーラント、1888年~1972年、だから60歳くらいってことだよね。素晴らしい。