2007年08月21日(火曜日)

Shredder Daily Chess Puzzle for iGoogle [ チェス・囲碁など ]

久しぶりに主だったチェス・プログラムのサイトをチェックしてみたら、知らないうちに Shredder Chess がマック版やらモバイル版やら、いろいろと出していた。おまけに、iGoogle ( Googleの個人用ページ ) 用のプラグインまである。Shredder for iGoogle というものだが、インストールすると、iGoogleのページにチェス・パズルが現れる。毎日更新なので、飽きずに楽しめる。

実は、iGoogle、随分前にカスタマイズしていたものの、今まであまり活用していなかった。でも、チェス・パズルが入ってからは毎日活用している。まあ、あれだね、囲碁将棋欄のために新聞を購読するみたいなものだ。

投稿者 sukarabe : 11:36 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年08月19日(日曜日)

オープニング(序盤戦)の勉強 [ チェス・囲碁など ]

最近、電車の中ではもっぱらチェスをやっているわけだが(苦笑)、ChessGeniusの癖なのだろうか、たまたまなのだろうか、ペトロフとか、クローズド・シシリアンとか、あまり得意でない序盤戦になることが多い。自分が白番のときは、初手 1. e4 がほとんどなわけだが、これに対して、1. ... e5 2. Nf3 Nf6 と、ペトロフ・ディフェンスで来ることがほとんどなのだ。これ嫌いなんだよなあ~。いや、カロカンとかでも嫌なのだが(苦笑)。なんというか、ルイ・ロペスとかシシリアンとか、もっとメジャーな戦法でやりたいなあ・・・。

まあ、いい機会だから序盤戦の勉強でもするか、と、本棚からBCO (Batsford Chess Openings) を取り出して、眺めてみる。手順を頭で追うのってけっこう辛い。ネット上で画面が動くような序盤戦データベースとかないだろうか?

投稿者 sukarabe : 07:35 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年08月11日(土曜日)

チェスの棋譜をウェブで再現するアプレット [ チェス・囲碁など ]

ウェブページでチェスの指し手を再現する方法はいくつかあるようだが、今回利用させてもらったのは MyChessViewer というJAVAアプレット。使い方としては、アプレットと棋譜を同じディレクトリーにアップロードして、そのディレクトリーのURLをcodebaseとして指定する。ブラウザがJAVA1.1以上をサポートしている必要があるので、そうでないときにメッセージを出したりとかいろいろあるが、棋譜を再生する部分に関して言えば、次のように記述する。

<applet codebase="http://njet.oops.jp/mt/chess"
 code="ChessBoard.class"
 align="baseline" width="630" height="560">
 <param name=pgngamefile value="2007-08-08.pgn">
 <param name=lightSquares value="eeeeee">
 <param name=darkSquares  value="99cc99">
 <param name=background   value="eeeeee">
</applet>

棋譜もアプレット本体と同じディレクトリーに配置するという仕様が、ちょっと不便かなあとも思うが、おおむね満足できる出来である。素晴らしい。最初にJAVAアプレットを読み込むのに、少し時間がかかるのが難点かなあ。

投稿者 sukarabe : 10:08 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (0)

ノキアのチェス、最弱レベルと良い勝負 [ チェス・囲碁など ]

ノキア N73 (SoftBank 705NK)のChessGeniusであるが、これがなかなか手強いのであった。というか、我が軍が弱すぎるのであろう。ということで、向こうの強さを最弱レベルに調整してみる。これだと何とか勝てる。ちょっと油断すると、それでも負けるのであるが。しばらくは、このレベルでやってみようかな。

棋譜はPGN (Portable Game Notation) という形式で保存できるようなので、一つだけアップしてみる。向こうが手を抜いていることは、棋譜を再生してみると良く分かるのである。うーむ。
(再生用のJAVA Appletが読み込まれるまで、少し時間がかかります。)

Sukarabe - ChessGenius on Nokia N73

投稿者 sukarabe : 07:20 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年08月07日(火曜日)

ノキアでチェス [ チェス・囲碁など, 携帯電話 ]

Chess Genius on Nokia N73 (SoftBank 705NK)

Nokia N74 (SoftBank 705NK) は、Symbian OS (Series 60 3rd Edition) が動くコンピュータであり、いろんなアプリケーション(プログラム)をインストールすることができる・・・のではあるが、実際には、Symbian Signed という、ノキアが認証したプログラムしかインストールできない。ここのところが非常にやっかいというか、個人で作成したプログラムを動作させることを困難なものにしている。

ということで、チェス・プログラムもいろいろあるのだが、Symbian Signed に限定すると、選択肢はあまりない。Chess GeniusのNokia版があったので、それを購入した。お試し版が用意されていて、使い心地などをチェックした上で購入できるのが嬉しい。購入すると、パスワードがメールで送られてくるので、お試し版を起動させて、それを登録すれば、製品版として動作する。さっそくコンピュータ相手に黒番(後手)で試合してみたのだが、ああ、いきなり不利な体勢に。キングズ・インディアンのはずが、微妙にずれてしまい、気がつくとナイトがピンされている。e7のポーン(黒のクイーンの左上のポーン)もピンされているのだが、うっかりしていたので、この後しばらくして、ルークを ... Ra8-c8 としたら、Ne4-d6 とされてしまったのであった。あぁ・・・ ○| ̄|_

投稿者 sukarabe : 15:13 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年03月03日(土曜日)

梅沢由香里さん、初タイトル! [ チェス・囲碁など ]

囲碁の梅沢由香里五段が女流棋聖戦でタイトルを奪取された。初タイトルである。
asahi.com:「囲碁界のアイドル」梅沢五段、女流棋聖に

どちらかと言えばテレビ出演や囲碁漫画「ヒカルの碁」の監修など、普及活動での知名度・人気が先行していたから、本業での活躍は本当に喜ばしい。これまでも良い所までは行っていたんだけどね〜。おめでとうございます。いや、よかった、よかった。

投稿者 sukarabe : 13:09 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月09日(土曜日)

クラムニック、2-4でディープフリッツに敗れる [ チェス・囲碁など ]

Kramnik vs Deep Fritz 戦は最終局(第6局)でクラムニックがディープ・フリッツに敗れたため、最終結果は2-4となってしまった。まあ、あの世紀のブランダー(大失策)がすべてだったような気がする。あれが無ければ引き分けに終わったのではないだろうか。最終局は黒番(後手番)のクラムニックがシシリアン・ディフェンス(Sicilian Defence)、それもナイドルフ・バリエーション(Naidorf Variation)という危険極まりない戦法を選んだ。無難に引き分けに終わってしまうと、トータルスコアが2.5-3.5となり結局は負けなので、一発逆転ならぬ一発引き分けを目指したものを思われる。じり貧よりはずっと良いのではないだろうかと思う。結果はやられてしまったけどね~。個人的にはシシリアン、好きなので、観戦していて楽しかった。それにしても、Deep Fritz、強いです。ルークをあんな風に移動させるなんて、いかにも素人くさい指し方だと思うが、結果はごらんの通り。いともあっさりとa列のポーンをパスポーンにしてしまったのには正直驚いた。

投稿者 sukarabe : 08:14 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月28日(火曜日)

クラムニック 世紀の大失着 [ チェス・囲碁など ]

昨夜 Kramnik対Deep Fritzの第2戦を見ていたのだが、引き分け直前に Kramnik がとんでもないミスで頓死をくらってしまった。というか、ワタシのような初心者にも分かる1手詰め。世界チャンピオンがこんな負け方をするとは信じられない。いつぞやのKasparovもそうだったが、心理的な重圧感は想像を絶するものがあるのだろう。それにしても・・・。チェス関係のサイトはどこも大騒ぎというか、絶句という感じ。

詳しくは、Suzan PolgarのBlog
Susan Polgar Chess Blog: Blunder of the century? Biggest blunder ever?
Susan Polgar Chess Blog: Recap of Deep Fritz - Kramnik game 2
および ChessBase の速報を。
ChessBase.com - Chess News - Man vs machine shocker: Kramnik allows mate in one

投稿者 sukarabe : 16:38 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月25日(土曜日)

Kramnik vs Deep Fritz 戦、今日スタート [ チェス・囲碁など ]

kramnik-deepfritz2006-s.jpg

KramnikとDeep Fritzの再戦が今日からスタートする。オフィシャルサイトは
"The Duel: man vs. machine: Kramnik vs. Deep Fritz"
またChessBaseのサイトにも記事が。
ChessBase.com - Chess News - The last man vs machine match?

心情的にはKramnikに頑張って欲しいが、コンピュータのスピードときたら際限ないからなあ。良くて引き分けってとこだろうか?

投稿者 sukarabe : 11:14 | この記事の固定URI | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年11月19日(日曜日)

大平修三九段の「名局鑑賞室」 [ チェス・囲碁など ]

大平修三「名局鑑賞室」

日本囲碁大系を始めとして江戸時代から明治初期までの打ち碁の解説本はいろいろ出ているが、大平修三九段著の「名局鑑賞室」は出色の出来だと思う。もちろんワタシのような素人な内容についてどうこうは言えないのだが、解説の丁寧さといい、率直な感想といい、まるで直に(テレビ解説か何かで)大平九段の解説を聞いているかのような親近感があるのだ。はしがきに、「古典の碁を何局か選び、現代的な立場から批評を加え、初、中級者にも理解できるように解説するという試みを何年か前から頭に描いていました」とあるように、ワタシのように初段に届くか届かないかといったレベルでも、そこそこ楽しめる。とかく古碁の解説は上級者向けとなりがちなので、これは非常にありがたい。

率直だなあと感じるのは、例えばはしがきの次の言葉。「また一般に名局と呼ばれながら、私の判断で載せなかったものもあります。たとえば耳赤の一局として有名な幻庵・秀策局は序盤の黒の打ち方がひどく、この二人を研究するなら別の碁がいいと思いますし、吐血の一局として名高い丈和・因徹局は問題が多すぎて私の手に負えません。」

この時代の碁は今と違ってコミがないため、黒(先番)が有利である。だから段位よりも力がある若手の先番をベテランが抑えるのは容易なことではない。とかく勝ち負けといった結果だけが優先するのであるが、大平九段の解説にはその辺りへの斟酌も垣間見えて興味深い。

今読んでいるのは、天保13年(1842年)5月の本因坊秀和 対 井上(幻庵)因碩の一局。先番秀和の6目勝に終わるのだが、終盤での幻庵の持ち込みがなければジゴ一、おそらくは黒1目勝に終わるという。持ち込みになってしまうのだが、敵陣深く打ち込んだ後の死活の手どころはワタシのレベルでは難しい。難しいのだが、詳しい変化図と共に丁寧に解説されているため、なるほどなるほどと、深遠なプロのレベルをちょっとだけでも知ることができ、とても楽しい。

投稿者 sukarabe : 14:48 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月30日(月曜日)

スーザン・ポルガーのチェス・ブログ [ チェス・囲碁など ]

偶然、天才チェス姉妹(?)として有名なポルガー姉妹の長女、スーザン・ポルガーのブログを発見。最新の記事は次のものだった。
Susan Polgar Chess Blog: Sharp eyes for the obvious

sharp-eyes-for-obvious.jpg
図版もついでに頂いてきた(^^;;)。白番なのだが、黒の攻撃を防げますか?という問題。確かに黒のクイーンが h2 に来るとチェックメイトではあるが。(ちなみに左下隅がa1、右上隅がh8という座標になっております。) うーむ、しかし g3 とポーンを上げるのもなあと、しばし悩む。ふとタイトルを見ると "Sharp eyes for the obvious" 、ってことは実は簡単なんだよね〜って訳だ!あ!そうか・・・。

まあ、易しいと分かっていれば、それなりに考えるということですね。しかしなあ、守れますか?という問題だと守りだけを考えてしまうというのが罠ではあった。こっちもピンチだが、向こうもそうなのだ。ということで正解は、Qxf8 ですよね、多分。

このレベルの問題なら何とか解けるので楽しい(笑)。RSS Readerに登録しとこうっと。

投稿者 sukarabe : 14:26 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (2)

2006年10月21日(土曜日)

江崎誠致 「名人碁所」 [ チェス・囲碁など ]

江崎誠致「名人碁所(めいじんごどころ)」(新潮社)

江崎誠致「名人碁所」(めいじんごどころ)を読了。まあ小説だから創作の部分もかなりあるのだろうとは思うが、一応歴史的事実については嘘はないであろう。初めて知ることも多く、けっこう楽しめた。

江戸幕府お抱えの囲碁の家元、本因坊家と安井家の名人碁所をめぐる争いがテーマ。もっと具体的に言うと、(第三世)本因坊道悦と安井算知との争碁。主人公は本因坊道悦かな。

安井算知は、道悦の師匠である先代(第二世)の本因坊算悦と碁所を争い、争碁を打っていたのだが、決着がつかぬまま、算悦は亡くなってしまう。それから数年して、突然、安井算知は幕府から碁所に任命される。背景としては、安井家びいきの有力な大名、奉行とかの存在があったみたいだ。おさまらないのは道悦であった。なにせ算知と道悦とはどちらが真に強いのかまだ勝負をしていないのだから。名人碁所には最強の碁打ちがなるという不文律がある。ときに道悦32歳。敵役の算知は52歳。

で、道悦は奉行に不服申し立てをするのであった。お上に楯突くのかと脅されても屈せず、万が一不覚をとって負けることがあれば遠島になっても構いませぬ、と突っ張る。かくして、家元の威信をかけた勝負が始まるのであった。

ところが権謀術数というか、なんだかんだで、すんなりいかないんだなあ。読んでる方もいらいらする展開となる(苦笑)。大体は知っている話なんだが、道悦の弟子にして大天才の道策が出てきたり、のちに天文学者・渋川春海となる安井算哲が出てきたりと、へえ~ということも多く、楽しく読了。ああ、もっと続きを読みたいなあ、と、読み終わってしまったのが残念なのである。

投稿者 sukarabe : 09:58 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月11日(水曜日)

囲碁名勝負物語 [ チェス・囲碁など ]

囲碁名勝負物語(安永一、時事通信社)

先月実家に帰ったときに、この安永一「囲碁名勝負物語」を持ち帰って来た。碁打ちと囲碁界についてのエピソードを交え、有名な対局をけっこう詳しく解説してある。

前半に、近世囲碁通史として、江戸時代から明治・大正と、日本棋院ができるまでのあらましが書いてあるが、後半の歴代名勝負がメイン。全部で15局載っているが、元が新聞の連載記事だったらしく、見開き2ページ単位で棋譜も読みやすい。著者の安永一(やすながはじめ)氏は、アマチュアながらプロも一目置くという囲碁界の名物だった人物。あたりさわりない書き方ではなく、過去の名人の手にたいしても、「この手はぬるい」などと忌憚ない書きっぷりで、なかなかに新鮮。

本因坊秀栄名人の代表譜として、明治28年12月の田村保寿(後の本因坊秀哉)戦が載せてあるが、これが有名な「三子捨ての妙手」の棋譜。白92で取られている二目をさらに三目にして捨てるのであるが、なるほど、これは素晴しい。安永さんの書きっぷりも楽しい。

白92の出。「何かお間違えではありませんか。秀栄先生、その白の二目は取られているのではないんですか」と半畳が入るかもしれないが、さにあらず、これこそ石の働きに対しては神の如しと言われた名人秀栄の真髄を浮き彫りにした秘剣。音もなく秀栄の指の先からスルリとすべって石がこの92のカナメに向かって落とされたのだ。

こんな調子だから、内容が少々難しくても楽しく読めてしまうのだった。

投稿者 sukarabe : 17:04 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年08月13日(日曜日)

囲碁の本 [ チェス・囲碁など ]

本因坊・高川格
(高川格本因坊)

囲碁の本に限ったことじゃないと思うが、玉石混交だと思う。一番安易なのが「次の一手」の類の問題集。まあ、そういうのにも一定の価値はあるが。

随分前に古書店で見つけた「最新囲碁全書」(全6巻)は、そういう意味では力作だと思う。アマチュア初段もない(多分ね)やつが何をほざくか、という気もするが(苦笑)。最新と言っても昭和29年(1954年)の発行なのだが、内容はそれほど古びていないと思う。

著者は高川格(=本因坊秀格)、木谷實、岩本薫の3人で、2巻ずつ分担している。内容は布石から寄せに至るまでの技術・テクニック全般だが、丁寧な記述で非常に勉強になる。特に第6巻(著者は高川格)が気に入っているのだが、その序文がちょっと変わっていて面白い。

”戦術篇” 第6巻をここに世におくるにあたり著者として一言弁解しなくてはならないことがある。それは本巻が、はじめに著者の意図したものとはかなり異なった体裁のものとなったことである。

全巻をツケコシとかボーシとか、そのような幾つかの手筋に分類し、ひとつひとつの項目に類例を集める。そういうのが最初の予定で、じつはそれで執筆を進めてみたのである。(中略)そのようにして類例をあつめても、それがみな死んでしまうことであった。なにか活き活きとして迫ってくるものがない。いわゆる型だけにすぎないように、すくなくとも自分には思われたのである。

(中略)自分はそこで方針を立て直した。あまりにあれもこれもと欲張ることがいけないのだから、これはどこまでも全局的観点を中心に、じっくりかまえて行こうと考え直したのである。一局の碁をはじめから丹念にしらべたら、そのあいだに本当に活きた手筋や形が必ずや相当に多く現れてくるだろう。それを何局か重ねて行けば恐らく普通の型はひとりでに集まるに違いない。この方法が、迂遠ではあろうけれど、結局一番確実だし、また自分の気持ちにもぴったりするようだ。そう思い直したのである。(後略)

いや、なかなかここまで赤裸々に語れるものではないだろう。後年の回想録「秀格烏鷺うろばなし」を彷彿とさせる語り口であり、著者の真面目な気持ちと正直さが表れている。これでますます高川ファンになってしまう自分も単純なのだが(笑)。

投稿者 sukarabe : 07:30 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年08月10日(木曜日)

江戸時代の碁打ち達 [ チェス・囲碁など ]

ここ数日、昼間に地下鉄で長距離移動という普段と違う生活パターンなので、暇つぶしに本を鞄に数冊入れている。随分前に実家から持ってきた「物語り囲碁史」(田村竜騎兵 著)というのが最近気に入っていて、毎日読んでいる。本因坊家の話が中心となるのはやむを得ないが、幻庵因碩(11世井上因碩)など、どうしても悪役(?)のイメージである。実は素晴しい碁打ちであったりするのだが。

しかし、昼の地下鉄は空いていて快適だ(笑)。「物語り囲碁史」もあらかた読んでしまった。日本囲碁大系の巻末に、林裕さんが「人とその時代」というタイトルで、その巻の主人公の略歴やら関連した歴史などを書いているが、これなどまとまって読みたいなあと思う。ついでに棋譜のデータベースも付いていたりすると言うことないのだが・・・。囲碁の本は棋譜というか打ち手を伝える必要があるので、紙ベースの出版よりもデータの方が適している場合もあると思う。電子ブックでの出版とかあるのだろうか。もっとも互換性のないデータは困るのだが・・・。

投稿者 sukarabe : 06:25 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年08月02日(水曜日)

フィッシャーがスイスの銀行とトラブルに [ チェス・囲碁など ]

Chess Baseのニュースで知ったのだが、ボビー・フィッシャーがスイスの銀行とトラブルに巻き込まれているらしい。
Fischer's dispute with Swiss bank - ChessBase News
ざっと読んだところ、銀行側が一方的に契約を破棄し、フィッシャーの資産300万スイスフランをアイスランドのフィッシャーに送りつけてきたらしい。理由は分からないとある。

なんなんでしょうかね、これは。なお、記事の一番最後にあるリンク先には、銀行側とのやりとりの書類の画像(かなり膨大)が貼り付けてある。

投稿者 sukarabe : 20:28 | この記事の固定URI | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年07月23日(日曜日)

囲碁の棋譜再現ソフト [ チェス・囲碁など ]

暇つぶしに江戸時代の名人たちの棋譜を鑑賞しているのだが、いちいち碁盤を持ち出すのが面倒なので、コンピュータの画面上でできないかなあ、と探すとWindows用であれば色々とある。Mac用だとほとんどないのだが。

いくつか試した結果、気に入ったのが次の二つ。
MultiGo (メニューを日本語化するパッチもある)
OpenGoban

使い心地はチェスの同種のソフトと大差なく、なかなか便利にできている。このところ並べているというか読んでいるのが、本因坊道的(小川道的)。本因坊道策の跡目だったのだが、気の毒なことに22歳で夭折している(元禄3年、1690年)。残された棋譜も20局ぐらいしかないらしい。今読んでいる「道的・名人因碩」(日本囲碁大系4、筑摩書房)には、10局が収録されている。残りも並べてみたいのだが、どこかにデータベースないかなあ。

投稿者 sukarabe : 12:30 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年05月15日(日曜日)

Vektor3 [ Mac OS X, チェス・囲碁など ]

Mac OS X 用のチェス・プログラムを探していたが,Vektor3 という素晴らしいものを見つけた。今や商用・フリーを問わず,強さではどのプログラムも問題ないので(というか,どれも強すぎる,笑),プレイ・スタイルとか,使いやすさなどがポイントになる。この Vektor3 は商用らしいが,試用版がダウンロードできる。見た目も綺麗で使いやすく,マックのソフトらしく洗練されていて,とても気に入った。棋譜の表示や印刷もできるのだが,途中にその時点での局面の画像を入れたり,変化手順やコメントを入れることができる。しかも,変化手順もチェス盤で入力できて,再現することもできる。うーん,素晴らしい。

自分の対局の記録だけでなく,本を読むときの補助としても使えるのではないか,と思った。チェスや将棋の本では,要所要所に盤面の図があるが,手順を目で追うのはつらいので,正直言って盤と駒を取り出さないと読めないのだ。しかし,このソフトで入力しながら読めば,駒と盤はいらない。変化手順も入力しながら読めば,その直前に戻ることも簡単だし,何度でも再現できる。

というより,チェスに関しては,紙の本ではなくて,このように構造化されたファイルの形で出版してくれると助かるのになあ・・・。共通のフォーマットとしては,PGNだったっけ,そんなのがあったと思うし。

投稿者 sukarabe : 09:09 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年02月03日(木曜日)

フィッシャー、アイスランドに市民権を要求 [ チェス・囲碁など ]

1992年・ユーゴスラビアでSpasskyと試合をするBobby Fischer
1992年、ユーゴでのフィッシャー

相変わらず牛久で拘留中のボビー・フィッシャー (Robert James Fischer) だが、アイスランドが昨年末に受け入れを表明している。アイスランドは1972年の世界選手権戦以来、フィッシャーとは因縁が深い国だが、30年たっても恩義を忘れないところは素晴らしい。

ところがフィッシャー、さらに市民権をも要求しているらしい。
Fischer Freedom Watch -- Chessville/Breaking News

うーん、相変わらずだ(笑)。どうなんだろう、一応犯罪者(?)だから、いきなり市民権は難しいんじゃないだろうか。しかし、犯罪といってもユーゴでチェスの試合をしただけだからなあ。アイスランドもブッシュの横槍をはねつけてフィッシャーの受け入れを変える様子はないみたいだから、案外望みがあるのかもしれない。それにしても一刻も早くフィッシャーが自由になることを望みたい。


投稿者 sukarabe : 01:10 | この記事の固定URI | コメント (3) | トラックバック (1)

2004年09月23日(木曜日)

Fischer未だ拘留中かあ・・・ [ チェス・囲碁など ]

久し振りにフィッシャーのニュースを求めて検索してみたが,成田で逮捕されたという記事以降,めぼしいものがない。
暗いニュースリンク: アメリカの「拷問と処刑」を恐れるフィッシャー
数少ない記事の一つが上記のもの。あいかわらず口は達者のようで,うれしい(笑)。ブッシュへのスパスキーの手紙に対して感謝するどころか,というあたりは真骨頂だ(アハハ)。それから,渡井さんとの結婚はどうなったんだろうか。うーん,いろいろと心配なのだが,僕のような一介のファンにはどうすることもできない。

投稿者 sukarabe : 06:22 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年09月20日(月曜日)

Chess Viewer:PalView [ チェス・囲碁など ]

囲碁にあるのだからチェスにもあるだろう,と思って検索したら,何種類かのフリーの棋譜再生ソフトが見つかった。HTMLを生成するものとして,PalViewというのがあるがこれが良さそうに思う。サンプル・ページを見た限り,動作もきびきびしているし,機能も十分のようだ。

投稿者 sukarabe : 23:29 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年09月19日(日曜日)

囲碁の棋譜再現ソフト [ チェス・囲碁など ]

囲碁関係でいろいろと検索していたところ,フリーの棋譜再現ソフトを発見した。石葉というもので,JAVAで書かれているらしい。さっそくダウンロードしてみたが,なかなか動作も速く快適である。デザインなどのカスタマイズもできるようで,サンプルがいくつか付いている。カスタマイズはxmlファイルを利用するようになっているようで,なかなか先進的(?)じゃないか(笑),と思ってしまった。きっとプロのプログラマーさんの作品なのだろう。ソースコードを見てみたいと思ったが,JAVAはJavascriptとは違ってバイトコードにコンパイルするので,フリーといってもソースコードを見ることはできなかった。残念!

投稿者 sukarabe : 15:31 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (0)

NHK杯囲碁 [ チェス・囲碁など ]

久し振りにNHK教育テレビの囲碁対局を見た。石田芳夫九段が対局者だったので,しばらく見ていると,だんだんすごいことになってきて,なんと石田九段が相手の大石をとって中押し勝ちしてしまった。プロの対局で大石が死ぬなんてめったにない。デリケートなジャブの応酬といった感じが多い。今日のはさしずめKO勝ちといったところ。やっぱりアマチュアにとっては,こんな戦いが分かりやすくて楽しいなあ。

投稿者 sukarabe : 14:42 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年08月10日(火曜日)

ボビー・フィッシャー成田で逮捕だって! [ チェス・囲碁など ]

偶然、極東ブログで知った。
まったく・・・こんな大ニュースを今日まで知らずにいただなんて。我ながらうかつだとは思うが、テレビとか新聞でやっていたのかなあ~。
フィッシャーが日本にいるという噂は以前からあった。毎日新聞にそんな記事が載ったこともある。米国から訴追されていることも知っていた。たかが経済制裁中のユーゴでチェスの試合をしたのがけしからん、というくだらない理由で。チェスの世界でフィッシャーがどれほどの人であるか、なんてことは世間の人はどうでもいいのだろうか?たしかに最近の言動はあやしからん、とは思う。しかし、そんなことはフィッシャーがチェスの王であることと何の関係もない。すくなくともチェスにおけるフィッシャーは、数学におけるガウス、ラマヌジャンと同様に極めつけの天才として尊敬されるべき存在なのだ。

投稿者 sukarabe : 23:34 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年01月09日(金曜日)

すばらしいチェスのサイト [ チェス・囲碁など ]

あちこち見ているうちに素晴らしいサイトを発見した。膨大な量のチェス・ゲームを集め(これだけならいろんな所にあるが),さらにWebの画面でゲームの進展具合を1手1手見ることができるのである。対局者や戦形(シシリアン・ディフェンスとかルイ・ロペスとか)で検索することもできる。

http://www.chessgames.com/

がそれである。まだ詳しくは調べてないが,有名なゲームはほぼ網羅されているみたいだし,最近のカスパロフとコンピュータのゲームなどもオンラインで見ることができる。いやー久々に素晴らしいサイトに出会えた。

投稿者 sukarabe : 12:00 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (0)

Chessの本 [ チェス・囲碁など ]

このところ部屋を少しずつ片づけているのだが,チェスの本がけっこうあるんだな。うーん,こんなにあったのか・・・。何年かおきにチェス熱がぶり返すと紀伊国屋とか銀座のイエナ(もうなくなっちゃったけど)とかに出かけてはチェスの本を買ったりしていたのだが,積もり積もって結構な量になっているのだった。中には読めもしないのにロシア語の本(これはフィッシャーに関する本だったので読めないのに買ってしまった)まである。

投稿者 sukarabe : 12:00 | この記事の固定URI | コメント (0) | トラックバック (0)